2016年11月25日（金）@JANUS 

129人がエントリーした
“Hook up!! HOUSE”
優勝はレペゼン大阪
“comboo”

▼BEST8
OLIVER（岡山）
魚（大阪）
じーこ（大阪）
たっちゃん（島根）

▼BEST32
MINAMI（静岡）
chikaco（北海道）
KENGO（東京）
くー（大阪）
ミユキ（大阪）
こうしゅう（京都）
Tsubasa（兵庫）
YOSSY（静岡）
べっち（大阪）
kenji（岐阜）
manami（大阪）
SaNa（大阪）
JUN（兵庫）
Chika（大阪）
Hiroki（兵庫）
Chika-J（奈良）
なすひろき（京都）
MIARI（大阪）
TAKA（香川）
あんちん（大阪）
やえ（大阪）
keiko（大阪）
YOSHIKEN（大阪）
Akutama（東京）

PECO
全体を通して、クリエイティビティについてそろそろもっと考えなければならない時期なんじゃないかとも思います。礎となるものは必要だと思うんですが、それだけが上手くても、ひらめきも創造性も感じないダンスが多かったように見えました。磨き上げてていくともっとシンプルな気もするんですけどね。ただそれはファッション感覚のシンプルではないので思慮は必要だと思います。一次予選はサークルの緊張感の中でのダンスなので難しく感じると思いますが、その中から選ばれる人ってナチュラルにぶっちぎる瞬間を持ってる人だったように思います。そしてそんな人が少なく感じました。二次予選は逆サイドの一次予選を抜けた人だったので初見でしたが、ここでも同じ様な事を感じました。一次予選とそんなに大きく変わらなかったです。トーナメントはエントリーしてる人数の割に残ってる人があまりに少なくびっくりしました。次の日の予定や仕事とか知りませんが、自分が踊る事だけでなく、イベントのことや残ってる人のことをもう少し考えてくれたらなと思います。バトルはみんなそれぞれのキャラクターがあって見てて楽しかったですね。ただ選ぶとなると迷うとこもありました。決勝戦は、表現のアプローチが全然違ったので、なかなか難しいかなと思いきや、先攻のこんぶがバトルでの流れをそのまま持っていった感じでした。印象的だったダンサーは「comboo」「Sacco」「JUN」さん、「TAKA」君、「魚」君、「じーこ」ですね。良いダンスしてるなと思った方で、予選で選ばれなかった方はなるべく見つけて少しですが声をかけさせてもらいました。

Nas
みんな表面上は上手くなってるんですが、スーパーに並んでる野菜を見ている様で、みんな同じに見えて何も感じない時が多かったです。その中で自己中心的に踊ってる人は、パッと見は悪かったりするんですが、とても味わい深く、見ていてとても気になりました。自己中というのは聞こえは悪いんですが、その人で在るって事なので、空気を読んで安易に受け入れられやすいモノマネに走るのに比べると、その人自身で在るって事の方が、よっぽど美しい事だと思います。沢山の人が心と身体を一切無視して、頭でこれがカッコいいという形を身体に押し付けていて、身体が可哀想でした。身体はあなたの奴隷じゃないので、丁寧に扱うように心掛けて、身体と一緒に踊れるようになったら、きっと他の人に褒められたり、他人より優位に立つ事より、ずっと充実感を感じれるでしょう。印象的だったのは、「くー」と「じーこ」ですね。他にも良い人はいたんですけど、その人達はここで取り上げなくても満たされてると思うので。「くー」はとても落ち着いて踊っていて、身体の力の抜け具合が良く、見ていてとても気持ちよかったです。「じーこ」はとても良くて、久しぶりに純真なダンサーを見れて嬉しくなりました。誰に媚びるでもなく、ただただ純真に踊ってる姿がとても美しく、世界でたった1人になっても、あのまま踊っているであろう本物のダンサーだと思いました。誰かに何かを言ってもらいたくて踊ってるダンサーはダンスが好きなんじゃなく、ダンスを自己顕示の道具として使っているんですけど「じーこ」みたいな人は自分の中にダンスが溢れてるから外に出してるだけなので、とても魅力的でした。まるで「じーこ」はそこに居ず、音が身体の中を通り抜けてるようでした。

TAKE
一次予選は、積極的に自分を出しにいこうとしている方々が多かった様に思います。見ていて気持ちが伝わってくる踊りが多かったので、とても良かったです。何回かジャッジさせて貰っている中で、レベルアップしてる方々が沢山いたので、嬉しかったですね。二次予選ではさすがにレベルも高くなってきているので、悩みました。 シンプルに自分的に良かった方々を選ばさせてもらいました。 ここまでくると、やはり僅差でした。 トーナメントからは自分の踊りをあまりぶれずに、相手を意識しすぎずに踊れている方々だったと思います。欲を言えば、1ON1からは全部2ラウンドで見たかったですね。 どんな返し、アンサーが出てくるかも見てみたかったです。それだけ良いバトルが多かったです。決勝戦は、安定しながらも要所でスキルやバイブスを出してくる「comboo」と、常にいい意味何が出てくるかわからない「SAKAPON」でした。渡し合いがとても良かったです。まだまだ見たかったです。僕は今回は「comboo」に上げました。印象的だったダンサーは「keiko」「Sacco」「SANA」「TAKA」「たっちゃん」「Chika」「ma-ca」「YOSHIKEN」 まだ名前わからない方々もいますが、まだまだいました。また色んなところで踊り合いつつ、シーンが盛り上がっていく事を願ってます。ありがとうございました。

KORGE
一次予選を見て感じたのは、レベル的にはかなり上がっているなと感じました。自分のスタイルちゃんと持っている子が多かったです。何をやっているか分からないような子はいませんでした。そんな中、聴こえてきた音楽に対して反応できていて流れもある人を選びました。二次予選はそこまで悩まなかったです。気合が入りすぎて硬く感じた人が多かったですね。コントロールしきれずにサークルからはみ出てしまった人も多かったです。トーナメントでは「Sacco」「BOXER」の2人はそれぞれのバトルの相手との相乗効果を生み出す踊りをしていたのが印象的でした。決勝戦は、「comboo」が流れを感じさせる踊りをしていて、「SAKAPON」は2ラウンド目が少し疲れが見られたのと、いつも出せている彼の流れが見られなかった事もあり、「comboo」に挙げました。他に印象的だったのは「MUSASHI」「塁」ですね。安定感を感じました。「こうしゅう」「きんぱ」は自分の形が出来上がってきているように感じました。あと全体的に女の子のダンスが良かったですね。特に「SaNa」は良かったです。