2016年8月21日（日）@奈良県橿原文化会館大ホール

高校生以上の部に28チームがエントリー！
見事優勝に輝いたのは
姉妹フリースタイルチーム”SIS”

高校生〜大学生といった学生世代のチームが多く出場。高校のダンス部の大所帯チームも参戦するなどチーム形態の幅が広いバラエティー豊かな大会となった高校生以上の部。テクニックを前面に押し出すチーム、エナジーで勝負するチーム、世界観と作品性に特化したチームなど、チームとしての個性や方向性が多彩なチームが多い中、より強く打ち出し体現できたチームが高評価を獲得。優勝は姉妹による2人組フリースタイルチーム「SIS」。見るものを魅了する見事な展開力でドラマティックかつクールな独自の世界観を表現し、見事優勝に輝いた。2位には実力派ハウスチーム「UOMO&OCEANS」が入賞。ベテランらしい深みのあるステップで説得力のあるダンスを披露。3位には和歌山のロックユニットチーム「W☆UNITY」が入賞。3チームが1チームとなったユニットな訳だが、日々共に練習するメンバーだけにチームワークは抜群。溢れるエナジーで見せる怒涛のダンスを展開した。特別賞にはチームワークと高度なテクニックが光ったハウスチーム「毛利と猪木」、迫力のあるパワフルなヒップホップを見せた「SWAGGERZ」、繊細な表現の中で見せるアクロバットが印象的なジャズチーム「Nuzzle」の3チームが入賞を果たした。

===高校生以上の部===

===JUDGE’S COMMENT 高校生以上の部===

CGEO
大人数チームも多数出場している中、この部門でも個々のダンス力が結果に繋がったんじゃないかなと思います。僕の中で優勝した「SIS」と3位になった「W☆UNITY」は全然違う表現の仕方でしたが、どちらも自分達の良さを全開に出していて同じ位良かったです。

HAL
個性的なチームが多く、飽きずに見れましたが、パッションや世界観を出し切れているチームが少なく感じました。「SIS」はダントツでした。個人的に「Nuzzle」も好きでした。スキル、選曲、世界観、チームメンバー全員で同じ気持ちや方向を向いてるのが伝わりました。

FUKUI
高校生も見応えがあるチームばかりで、終始、刺激的な空間の中見る事ができました。これは両部門共になんですが、凄く上手な子達ばっかりなのに、舞台の広さに呑まれてしまって、抜けてるように感じたのが勿体無かったです。舞台の使い方次第で、全く変わってくると思うので、そう事も含め挑戦していって欲しいです。印象的なチームは「Ｎuzzle」ですね。身体能力の高さも勿論、このチームだけにしか出せないだろうなと思う雰囲気、何処を見てるかわからない目線に惹かれました。あと「JASTEPPERS」もナチュラルでとても好きです！

NISSHAN
入賞チームの印象は、やっぱり色々出てるだけあって分かっているなと思いました。パワーや気持ちよさカッコよさが伝わりました。何よりも音楽好きなのが伝わり凄く乗ってるなと安心感がありました。全体的には、スキルはあるのに音楽にあまり乗りきれていなかったり、表情が固かったり、曲に対する表現に違和感を感じてしまうようなチームがちらほらあったような気がします。

HASSAN
人数が多いチームが多かったですね。高校生以上になると、自分達で考えてるチームがほとんどだと思いますが、その中でも自分たちが使う音楽に対して、一つ一つの音に、衣装に、構成などにしっかりこだわりがある、意味がある、そしてそれがちゃんと見えるチームはとても印象的で、見ていて気持ちよかったです。印象的だったのは入賞した「SWAGGERZ」「SIS」そして「euphoria」が良かったです。

AYUMI
自分達の武器を分かっているな、というチームが多かったと思います。中学生の部でもそうだったのですが、JAZZの良いチームが多かったなと思いました。印象的だったのは「SIS」と「Nuzzle」です。

MISA
自分たちの色、やりたい事、表現したいもの、好きなこと。自分達のことをよく知っているチームが目立っていたかなと思います。印象的だったのは優勝の「SIS」。彼女達の世界観にすぐに引き込まれてしまうっていうパワーが本当に素敵でした。

TAKE-C
大人数のチームが結構出ていましたが、ユニゾンする事に拘り過ぎてストリートダンスの良さが薄れてしまっているチームが多かったです。「SIS」は僕の中で圧倒的でした。一曲使いであそこまで引き込ませる事が出来るのは凄いですね。彼女達にしか出せない匂いや世界観が好きでした。