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2016年7月27日(水)@CAT HALL

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45チームが出場した
“LiL’ WiLD”
優勝はレペゼン静岡のHIP HOPチーム
“Jammy brown”


リルワイルドに関西を中心に45組がエントリー。キッズシーンが盛り上がり始めてから10年以上が経つ現在、そのレベルは年月の経過と共に右肩上がりな訳だが、ただテクニック的にレベルが上がっているというだけでなく、体現できるニュアンスの領域や、ジャンルやスタイルの幅といった部分に於いても広がりを見せており、そういった傾向が顕著に感じられたのが今回のリルワイルドと言えるだろう。全体的な傾向としては、作品としてしっかりまとまっている、しっかりと練習し仕上げてきている、というのはもはや当たり前。その中でより高いスキルを証明し、更には高いダンス性やグルーヴをいかに自然な形で体現できるか、といった大人の大会と同等の領域が、上位入賞の鍵となった。そんなハイレベルなコンテストを制したのは、静岡から参戦したヒップホップチーム「Jammy brown」。近年では彼女達のようなリズムやグルーヴ表現のクオリティーの高さで勝負するチームは増えてきている訳だが、そんなチームの中でも一際ハイスケールなダンスを見せ、その質の部分での説得力の高さを審査員が高評価し、見事優勝を獲得した。2位には三重のヒップホップチーム「BabyBoo」が入賞。高いアイソレーション能力とシンクロ性で、迫力のヒップホップを披露した。3位には山形のヒップホップチーム「tamtam」。小学生離れした体幹の強さと柔軟なリズム表現力で、シンプルながらドープ感のあるヒップホップを見せた。特別賞には、DIGITS、TUT、FINGER TUTを駆使したマニアックかつハイレベルなダンスを見せた「EVOLVE」、90’Sのヒップホップスタイルをパワフルに決めた「K’rad」、緩急が気持ちいいソウルフルな個性派スタイルを見せた「ココとさっちゃん。」の3チームが入賞した。


1
Taa Flexx
2人の雰囲気、音楽と振付の良さを表現するスキル、その中にある抜きと遊びの部分全てが良く引き込まれました。

BEZI
踊り出す前から空気が違うのを感じ取れたし、フロアに行った瞬間から技術の違いを感じました。ノリも凄くかっこよくて、終始見入ってしまいました。

YASCO
作品の持って行き方がとても良く、見ていて気持ち良かったです。体からエナジーも感じ、舞台から溢れ出る二人の空間がとても良かったです。

EMI
音の聴き方やリズム取りは王道ながらも、細部にまでこだわる個性が光り、またそれを難なくこなせている余裕感・安定感はズバ抜けていました。彼女達を見ることで、動きを楽しむだけでなく、音楽を気持ち良く聴くことができ、それだけ音楽との密着度が高いダンスをしていたと思います。

WAZA
作品の展開と踊り手のフィーリングがマッチングしてて、終始引き込まれました。
とりあえずめちゃくちゃカッコ良かったです。

 

2

Taa Flexx
小さい身体であそこまで踊り切る表現力と作品性はとても良かったです。

YASCO
作品が面白かったです。流れも良く、きちんと自分の雰囲気を作り出せてて良かったです。作品の半ばが少し抜けてしまった感があり、勿体無いと感じました。

EMI
まだまだ身体は小さいながらも、高いボディコントロールとバランス力で音楽の緩急をしっかりつけれていました。チームの中の1人の子だけに目がいくことがよくありますが、このチームはシーン毎に「イイ!」と思う子が変わっていたので、それだけ色んな身体の使い方や表現をしているのだと納得します。

WAZA
チームバランスがとても良くて、息のあった見せ場や展開、作品のクオリティが素晴らしいかったと思います。

 

3
Taa Flexx
身体の使い切りと身体能力の高さを感じさせる柔らかさにプラスして2人のストリート感がとてもかっこ良かったです。

BEZI
個人的には片方の子に目が行ってしまいましたね。ただ、チームコンテストなのでバランスの調和が取れたら更に上の評価になると思います。

YASCO
まず1発目に感じたのは、「体が効くなぁ~」でした。他には無い独特な感じでしっかり世界観が伝わりました。

EMI
身体の柔軟性が高く、かつ芯となる部分の強さもあるので、一番バネのある踊りが出来ていました。伸びやかに奏でられるリズムがとても爽快で、見ていてストレスがなかったです。

WAZA
このチームは確か音先だったと思うんですが、舞台袖でスタンバイしてる時にチラッと見えたんです。とりあえずノリがヤバすぎて、舞台に出てきたら、更にヤバくて、めちゃくちゃ鳥肌立ちました。もう少し展開があると、バランスが良かったと思います。

 

SP1
BEZI
多少早取りな部分もあったんですが、個人のソロのスキルが凄すぎでした。小学生であのレベルでタットやディジッツを出来る子はいないんじゃないかと思います。

 

SP2
Taa Flexx
かっこいいダンサーが踊っている、というダンスでしたね。何をするでは無く何をしていてもかっこ良かったという印象です。

 

SP3
YASCO
私の中ではかなりの高得点!作品も面白く、雰囲気も抜群でした。あのフィーリングを小学生が…。スゴイ!また見たい!

EMI
踊りのベースはしっかりある上で、随所に見られる、良い意味でのアダルトなにおいに、心を惹きつけられました。小学生なのに、ダンディーで小洒落た感じは、このチームにしかない特筆すべきものでした。

 


JUDGE
Taa Flexx
経験を積んできているチームは大人顔負けの踊りをしていて素晴らしかったです。振付を踊っていると感じるチームよりも、それを感じさせない自分の踊りをしているチームが高評価につながったと思います。入賞チーム以外では「popsy」は世界観が良かったです。「BRAVE」はしっかりと作り込んできた感とスキルの高さが良かったです。

BEZI
ヒップホップチームが強かったですね。あと、全体的にレベルの差を感じました。そんな中、個人の身体能力の高さにスキルが上乗せされてダンスを表現出来ているチームを高評価しました。上位は僅差だったんですが、チームメンバー間のバランスや、作品としての完成度で点差をつけていきました。入賞チーム以外では「AnビnA」が良かったですね。自分的には上位の点数でした。黒人の踊りを連想させるようなダンスでした。小学生でこの雰囲気を出せるのは凄いなと感じました。「popsy」は個々のスキルが高く、アクロバットが印象的で表情もよくいいバランスでした。

YASCO
面白い作品が沢山あり、よく工夫されているなと感じました。そんな中、それを自分の「動き」にしている、自分の「感覚」にしている、「自分のものに出来ている」というチームに高得点を付けました。踊らされているのか、踊っているのか。音楽に振り回されているのか、音楽と一体になっているのか。大人でも難しいのに、小学生からそんなところを意識して審査するというこのご時世にあっぱれです!入賞チーム以外では「DIABLURA」は見てて楽しく、どこか余裕があり、空気感が良かったです。ハイセンスなダンスでした。「Triads Fam」は踊りの土台がしっかりしてるなぁと感じました。淡々と熟し過ぎて、逆に勿体無かったです。「popsy」体も効かせて、流れも良かったです。見せ場にもう少し安定感があればと思いました。

EMI
小学生とはいえ、一年生と六年生では身体や理解力の差があると思うので、レベルの幅はあったと感じました。また、今の自分達の実力よりも、少し難易度の高い振付・構成にチャレンジしている、と感じたチームが多かったです。という事は、まだまだ純粋に練習が足りなかったり、振付や構成に対しての理解度が浅いという事なので、作品に対してもっとアプローチしていけば、まだまだ良くなる伸びしろはある、という事だと思います。入賞チーム以外では、「AnビnA」は織り成すシルエットがとても美しかったです。「Buddy!!」は後半の音のスピード感にエナジーの高さがしっかりシンクロしていました。

WAZA
作品としてのクオリティは平均して高かったです。その中でも、大人顔負けのナチュラルさ、フィーリング、スキルを持ち合わせた、ダンス力の高いチームが頭一つ飛び抜けて良かった様に思います。あとは、自分達のスタイルを押し通しているチームはやっぱりいいですね。踊りも音楽もファッションも、誰かの影響ではあるんですが、子供達なりに自主性を持ってそれを、カッコイイと思える事が本当に大事だなと思いました。入賞チーム以外では、「TAKAAKIDS」はエナジーもあって良かったです。「B-TRIBE U-12」はシンプルだけど大胆で良かったです。あと「North Crown」と「AnビnA」も良かったです。