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2016年6月26日(日)@なんばハッチ

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若手チームの活躍が目立った大阪大会

JDD国内最終予選となる「大阪大会」に、関西を中心に62チームがエントリー。泣いても笑ってもこの大阪大会がJDD VOL.23決勝大会出場へのラストチャンス。シティーシリーズも含めこれまでの予選大会に複数回チャレンジしてきたチームも多く、気迫を感じさせるダンスの連続となった。全体的なレベルとしては、突き抜けたパフォーマンスを見せるチームは無く、上位チームであっても審査員の評価が分かれ、上位10~20チームが大混戦状態となった。
そんな中、「SS」「VolcanoCamargo」「masterpiece」「M.R-N+パパ」「DEBOC」の5チームが決勝進出を決めた。ポップチーム「SS」は、個々の非常にクオリティーの高いスキルを武器に、ヒップホップ的感性を融合させた独自のポップスタイルを披露。女性2人組 “師弟” ヒップホップチーム「VolcanoCamargo」は、土着的かつスピリチュアルな世界観による独自のヒップホップを展開。和歌山をレペゼンする “兄弟” ヒップホップチーム「masterpiece」は、ビートミュージック1曲使いでミニマルな世界を表現。3人組 “親子” ロックチーム「M.R-N+パパ」は、テクニカルなソロと家族の絆を感じさせる一体感でロックを展開。女性ヒップホップチーム「DEBOC」は、約一名のアッパーなエナジーをアクセントに、調和の取れた流れの良い作品を披露した。

惜しくも入賞はならなかったが好パフォーマンスを見せたチームを紹介しよう。ロックチーム「Fling on Fire」は、スキル、気迫共に十分なエンターテイメント性の高い作品を披露。フリースタイルの「NEO」は、ヒップホップやジャズ等を融合させた独自のスタイルを一体感のあるダンスで踊りきった。ヒップホップチーム「Le’z Profond」は、複雑なギミックを盛り込んだスピーディーかつタイトな作品を展開。ロックチーム「Bull Sugar Funk」は、終始超パワフルなロッキンを披露。意表をつく仕掛け衣装が印象的。フリースタイルチーム「Maschietta」は、緻密で入り組んだ作品をグルーヴィーかつクリアに表現。ハウスチーム「KURINE」は、個の特性を活かしつつショーアップした彼ららしい作品を展開。東京から参戦のジャズチーム「赤澤かおり+井出恵理子」は、ハイレベルなベーシックに裏打ちされたクールかつムーディーなダンスを披露。男女ペアのワックチーム「Aroma」は、ダンディーかつムーディー、ベテランだからこそ表現可能なアダルトな質感が印象的。姉妹によるフリースタイルチーム「SIS」は、哀愁を感じさせる楽曲を上手く掴んだ振付で見る者にインパクトを与えた。フリースタイルワックの「▽&□」は、高い表現力と2人の絶妙なバランスで表情豊かなダンスを見せた。大所帯ブレイキングチーム「明石ブレイカーズ/Hot Point」は、布袋の「バンビーナ」一曲使いで破壊力のあるエンターテイメント作品を展開。男女ペアのヒップホップチーム「Man&Woman」は、全編に渡り非常に繊細なグルーヴ表現による作品展開で、独自の世界観を体現した。

これで国内全てのJDD予選シリーズが終了。現在42チームのファイナリストが決定している。ここにドイツ代表、中国代表を加えた44チームが決勝大会に集結することとなる。8/26(土)、JDD VOL.23 FINALに乞うご期待!

 

SS

SO
様子を見ながら踊ってる感じがして、申し訳ないけどガツンとくるものが無かったです。

YASCO
自分の見せ方、チームの見せ方、どうすればカッコ良く見せれるかを知ってる二人だなぁと思いました。POPのカッコ良さ、小細工なしの二人の世界が舞台いっぱいに広がっていて良かったです。

SHUHO
ポップのチームなんだけど少し実験的な部分があり、それを上手く表現できるテクニックや感性があるので印象に残ってますね。

DOMINIQUE
昔見た時とは見違えるくらい良くなっていて驚きました。自分達にしか無い武器をしっかり持っているチームですね。自分達では「最低だった」と言ってましたが、これで最低なら、最高のダンスが踊れればJDDでも優勝できると思います。

 

VolcanoCamarg
MASAO
凄く難しい曲を使用していた訳ですが、彼女達独特のアプローチで表現していて、面白かったです。

SO
コメント欄に「とてもスキ!」と書いてしまってました。楽しさも伝わり、同じ踊りを踊ってるのに違う物に見えました。

YASCO
作品の展開が面白かったです。流れも良く、二人の世界に引き込まれました。身体のきいた安定さが、さらに説得力を増していて良かったと思います。

SHUHO
曲の使い方が上手くて、その曲に対して踊りが変化していくことがクリアに表現されていました。

DOMINIQUE
Aブロックの中で異彩を放つ作品で目立ってました。音楽に対するアプローチや自身の表現したいことがクリアでした。

 

masterpiece
MASAO
難しい曲を使っていてどう表現するのかなと思っていたんですが、しっかりハマっていて良かったです。

SO
とても上手い2人。ただ、音が無機質過ぎて、音に振り回されてる感じもしました。

YASCO
出だしからワクワクさせる、とても面白い作品でした。二人の空気も見ていて楽しく、阿吽の関係にチーム力を感じました。さらにもうひと展開あれば…と、続きを見たいと感じるチームでした。

SHUHO
かなり実験的な表現をしていましたね。難しい音を使っていたと思うんですが、そんな中にも即興的要素が感じられて、良かったです。

DOMINIQUE
彼らのコンテストネタ初めて見たのはもう5年くらい前。その時から注目していました。テクニックとかパワーとか、最近のヒップホップダンサーが見せたがる事と違った、完全にオリジナルな路線で作るルーティンの音楽性が彼らの武器。それを磨き続けてきた結果ですね。素晴らしいと思います!

 

MRNP

MASAO
家族だからか空気感が凄く良くて、リズムの緩急や見せ所もあり、バランスの良い作品でした。

SO
アクロバティックな技をまだ色々持っていそう。3人のダンスが似てるなぁと思ったら親子で驚きました。もっとこの振りを煮詰めたら更に良さを引き出せると思いました。

YASCO
形はクリアで、でも展開は複雑で、作り込んでるなぁ~と感じました。なのにLIVE感があり、見ていて自然と笑顔になりました。踊りながらお互いの会話が聞こえるようでした。

SHUHO
凄くテクニカルで狙ってきている感じがしました。親子のフィーリングも感じられましたね。

DOMINIQUE
「パパ」は昔自分と同じ時期にJDDに挑戦していたダンサーなんですが、そんなパパの熱い気持ちが伝わってきて嬉しかったですね。

 

DEBOC
MASAO
自分達のノリをしっかり体現できていた事が印象的でした。終始パワフルでエネルギッシュなダンスだったので惹きつけられました。

SO
3人のバイブスやパワーがガツンときて引き込まれました。意味があるんだと思うけど、衣装にもう少し工夫をして欲しいですね。

YASCO
楽しさが全面に出てるんだけど、踊りのスキルもしっかり感じるチームでした。もっと3人でのがっつりカッコいいダンスが見たい!と更に興味をそそるチームでした。

SHUHO
キャラとパッションが凄かったですね。空気を持っていくパワーを凄く感じました。

DOMINIQUE
非常に良かったですね。ヒップホップの様々な要素の中でも大事な部分をクリアしていて、自分達らしいダンスをしていたと思います。

 

 

JUDGE

MASAO
若手がたくさん出ていて見ていて面白かったです。いい作品が多かったと思うんですが、飛び抜けて印象的な作品は少なかったように思います。自分達がやりたい事を表現出来ているのか、曲に対してどれだけアプローチできているのか、そこに自分達らしいオリジナル性が存在しているのかどうか、といった部分を重点的に審査しました。入賞チーム以外では「Man&Woman」が印象的でした。質感と踊りは凄くいいので、更に音楽を表現する事を深く掘り下げていけば突き抜けたものになるんじゃないかと思いました。「SIS」は世界観が良くてこれからに期待したいですね。「NEO」も良かったです。


DOMINIQUE
飛び抜けたチームが無くて、上位が非常に接戦だった為、難しい審査でした。他のチームよりも優れている自分達の武器を認識して踊っているチームからは強さを感じました。入賞チーム以外では、「Man&Woman」が印象的でした。自分達の表現したい芯の部分は変えずに、コンテストというコンテンツに対しての作品の作り方の意識を変えるだけで、大きく変わるチームだと思います。「Man&Woman」と「masterpiece」の2チームは、今回見ていて鳥肌が立ったチームでした。


SHUHO
気合が入っているチームや狙ってきているチームというのは、その他のチームとは明らかに違うものを感じましたね。関東では見られないようなダンスも多く見られて、面白かったです。上位のチームからは、独自のカラーや強烈な個性というものと、それらを体現するためのハイレベルなスキルを感じました。入賞チーム以外では、「BlueShift」が、センスやキャラという部分をミニマルに表現していてインパクトを感じました。あと「赤澤かおり+井出恵理子」がパワフルでテクニカルで見入りました。「Le’z Profond」はテクニックとパワーがあって、見せ方も工夫しているし、勝負しに来ている姿勢を評価したいですね。


SO
初見のチームが多くて新鮮な気持ちで見ることが出来ました。ただ突出したチームが無く、点数に差を付けるのに苦労しましたね。入賞チーム以外では、「Fling on Fire」がエンタメ感満載で楽しかったですね。「Maschietta」のスタイルは好き。黒さがあるともっと好き。「Man&Woman」は、音へのアプローチが良く、お洒落。男性の方の存在感が更に前に出てくれば尚良し。


YASCO
似たり寄ったり、というチームがなく、全てのチームをしっかり楽しませて頂きました。そして、そんな中で感じたのは、とても面白い、独創的な選曲をしてるんだけど、選んだ時のイメージと、実際に振り付けた踊りは、ちゃんとリンクしてるのかな?と思うチームが何組かいました。音楽とダンスが別物になっている…というか、ダンスのスキルはあるんだけど、音楽の世界とそれがハマりきってない…というか、ついていけてない…というか。何でこの曲を選んだのかな?と。アイデアを沢山持っていて頭で色々考えてるんだろうけど、音楽に対してもっと自然にアプローチした方が伝わるのにな…と思う場面が多々ありました。そんな中でも、自分達というものがしっかり確立されていて、更に、それを最大限に表現できる選曲が出来ていて、尚且つ、今日の舞台を楽しむための余裕を持てていたチーム…というのが、今回のラストチャンスを掴んだのだと思います。残念ながら入賞は出来ませんでしたが、そんな素敵なチームが沢山あり、とても勉強になりました。中でも「KURINE」は、ノリと勢いと流れが、上手い具合に絡み合っていて凄く良かったです。「Man&Woman」は、ノリが気持ち良く、とても好きなチームでした。二人のダンス力に引き込まれました。「Maschietta」ヌキとシメのバランスが絶妙で、作品の展開も面白く、見てて心躍るチームでした。