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2016年6月12日(日)@CLUB CITTA’

banzai

出場枠が6枠に増設となったJDD VOL.23東京大会

JDD VOL.23地区大会を終盤戦、5地区目の大会となった「東京大会」に51組がエントリー。関東圏のチームを中心に全国から実力派チームが集結。「Rhythmalism」「HAYESTA」「New Stylers」といったJDD FINAL常連チームから、ほぼ「pm9:00」のメンバーで構成された福岡最強中堅ロック集団「ヘビーバギー」、20歳前後の全国ハウスオールスターチーム「EVERES」、更にはリベンジを狙う「Fling on Fire」や、昨年のTDD特別賞の「I-muth」、ODD特別賞の「DEBOC」といったチーム等、他にも多くの有力チームが多数参戦し、非常に接戦の大会となった。その結果、決勝進出枠を1枠増やした6チームが選ばれることとなった。

決勝進出を果たしたのは、個々の技術とチームとしての一体感が絶妙なバランスで体現され、高エナジーなダンスを見せたハウスチーム「TERM-INAL」、個々のスキルの高さを活かし、グルーヴ重視のシンプルな調和が印象的なロックを披露した「ヘビーバギー」、ブレイキングとハウスをベースに、頭の中のイメージをそのまま表現したような実験性の強い作品を披露した夫婦チーム「botanic」、圧倒的スキルを後ろ盾に遊びまくる雰囲気が印象的なポップチーム「Rhythmalism」、ジャズをベースとした繊細かつ力強いダンスで世界観をクリアに表現しきった「TUKIとKUMA」、高出力なエナジーでアグレッシブなハウスを披露した「EVERES」、の6チーム。

全体的に少人数チームが多く、ダンス性重視の作品のチームが多数見られた。地力の高さを感じさせたのは「HAYESTA」「New Stylers」といった実力派チームだったが、ダンス性重視のチームの中でも「X-RISE」「I-muth」の2チームは、若手ながらハイレベルな技術力を見せポテンシャルの高さを証明。

パッションの強さが印象的だったのは岡山のWAACKチーム「MAGIC BOMBAAA!!」。同じくWAACKの若手チーム「ALRESCHA」もハイパッションでキレのあるダンスを披露。また、LOCKチーム「Fling on Fire」は個々の特性を活かした超パワフルな作品を展開。同じくLOCKチーム「JAPANESE ROCKERS♪+SAITAMA CITY LOCKERS」も人数を活かしたエネルギッシュなダンスを見せた。

また繊細なグルーヴ表現で音楽にアプローチする「Man&Woman」や、ブレイキングのノリを大胆にミックスした「Riff Chase」、独自の無表情な世界観で攻めた「Blue Shift」、強烈なキャラを活かした「DEBOC」といったヒップホップチームや、アニメーション系のポップで独自の世界観を披露した「Nicol.Crossence」や、グルーヴとバイブスで踊りきった姉妹チーム「SIS」など、個性的な表現を見せるチームも強い印象を残した。

 

MOVIE

 

1_TERM-INAL

TAKE-C
疾走感のあるFRESHな作品でした。ソロでも個々のキャラがしっかりと見え、特に後半にかけての怒涛の追い込みは圧巻とも言える内容だったと思います。

MAKKI
仲間達と「ああじゃないこうじゃない」と議論しながら、悩みながら作り上げたんだろうなと。そういう僅かに残る痕跡や気配を感じる作品でした。そうした中、今持てる自分たちの力、やれる事を最大限やる。という等身大の部分も良かったです。前半から徐々に後半へ畳み掛けていく音やステップはハウスならではの良さがとても生きてました。

HASE
自分的には得点1位のSHOWでした。表現したい事のエレメントが見事に融合しており、起承転結がしっかりしていて、ソロにも個性があり、特に終盤の畳み掛けはHOUSEの素晴らしさがビシビシ伝わり、彼らの意識の高さを感じました。

SAYA YAMAMARU
1人1人のスキルはもちろん、このチームにしか無い個性も見えて新しいHOUSEのスタイルを見たような気がします。非常に良かったです。


チーム感がとても良く 所々のソロや後半の追い上げが良かったてます。


2_hebi-bagi-
TAKE-C
GROOVEが途切れる事なく気持ちよく見れました。とにかく上手かったです。福岡のLOCKスタイルをレペゼンしつつ、しっかり個人個人の色を出していたのが良かったです。選曲も好きでした。

MAKKI
それぞれ培ったものそれぞれの良さがバランス良く上手く溶け込みマッチしていたと思いますし、それがあってこそ、チームワークが良かったので、作品全体の一体感とまとまりが良かったです。あとは、四の五の言わずに純粋にダンス楽しそう!と見てて思える清さとそれを伝える技術があるなと思いました。

HASE
「安定している」の一言ですね。技術の高さは言うまでもありませんが、等身大の自然な表現をしているのに見ている人々に伝わるという、ダンスへの愛情の深さ、積み重ねてきたモノの強さを感じました。

SAYA YAMAMARU
このチームは勢いだけじゃなく「ダンスしてるなっ」て感じました。 音楽を純粋に楽しんでる姿が非常にナチュラルで、尚且つそこに1人1人のスキルが素晴らしかったので言う事無しでした作品的にはラスト1分もう一つ何かあるともっといいんじゃないかと思います。


シンプルな作りでしたが 1人1人のダンス力が高く 安心して見れました。


3_botanic
TAKE-C
自分自身初めて見たチームだったのですが、かなり引き込まれました。基本的にセッション性の高い作品構成の中での音楽とのリンクが非常にマッチしていました。FINALも楽しみなチームです。

MAKKI
良い意味で、隣の人以外、誰のことも気にしてない踊りと言うか(笑)それが良かったです。信頼関係もあり、互いが互いの良い部分を舞台上で引き出し合いながら踊ってるのも良かったです。これからも夫婦末長く仲良くダンスで爆発しやがれ!と思いました(笑)。

HASE
起承転結の考え方で言うと、そのバランスや割合・順番はスタンダードでは無いのかもしれませんが、それを超越した表現力と2人の空気感が他を圧倒していました。

SAYA YAMAMARU
凄く独創的でしたね。2人で一つでした。まるでアートですね。作品作りがまず素晴らしいです。ストーリーを感じさせ非常に良かったですし、見ていて本当に飽きなかったです。素晴らしかったです!


2人の空気感と自由感がスキルと合わさっていて
良かったです。


4_Rhythmalism
TAKE-C
個々が放つオーラが段違いでした。流石でした。ただ、ユニゾンすべき所で詰め切れていない所があったのでFINALでは細部まで見せ切って欲しいです。

MAKKI
個々が場慣れしてるのもあると思いますが、やはりダンススキルがあるので安定感はありました。華もありますし。そして踊りの技術や存在の華の裏に根付いてる凄く人間臭いし生々しい感じの空気が滲み出ちゃう所もリアリティーがあって、時にチャーミングで良かったです。何食ったらそうなるんだ?という様な、良い意味で彼らはもっともっと変態だと思うので(笑)本戦がどうなるか楽しみです。

HASE
観ていて「気持ちイイ」という言葉がピッタリのSHOWでした。彼らとは同じ時代にJAPANで戦ってきましたが、年齢を重ねた大人が昔からの仲間とダンスを本気で楽しんで表現するとこうなる!的な、絆と歩んできた道がぎっしりと詰まっていて、プラス、ジャンルをレペゼン出来ているダンス力の高さも感じさせてくれました。

SAYA YAMAMARU
1人1人個性バラバラなのに、あそこまで息の合うチームがいるんだなと。信頼関係から生まれる安心感。これが見ていて凄く感じました。他にはない強さを持っているチームだと思います。


シンプルでしたが存在感、キャラ、スキルなどが突出してました。


5_TSUKIKUMA
TAKE-C
非常に高い完成度の内容でした。彼等の独特な雰囲気をハイレベルなダンススキルでクリアに表現する事が出来ていました。

MAKKI
踊りという表現方法をツールにした自己表現なんだろうな、と思いました。それを表現するだけの技術もあるし、そこから更に深みが増す程のそれぞれの想いもあるんだろうし、うまい具合にリンクしててダンスに乗ったなと思いました。ダンスに出会って良かったね。と勝手な解釈ながら感じる空気がありました。

HASE
完成度はナンバー1でした。彼らはキッズダンサーの時代から知っていますが、その頃のガムシャラ感を越え、元々ある技術の高さや完成度に加えて、自分たちの世界観を今まで以上に表現できるハートの強さとダンサーとしてのプロ意識の高まりという成長を感じました。

SAYA YAMAMARU
感動しました。足元も綺麗で、ターンからまずJAZZの基礎がしっかり出来ているし、チームとしての世界観や個性もしっかりあって、安心して見ていられました。最後の1分間あたりでは 気づけば涙が出そうになりました。


独特の雰囲気と上手さがあり カッコ良かったです。


6_EVERES
TAKE-C
少し硬さはありましたが、作品の中でのリズムワーク、フロア、トリック、ソロ等の配置をしっかり計算された作品でした。次世代のHOUSEシーン背負うという覚悟さえ感じさせられました。

MAKKI
俺たちの世代でハウスシーンを変えてやる!とコメントで本人達が言ってたように、それぐらい、とにかく食い気味の強い勢いが作品にも出てました。フレッシュさが出せるガンガン行ったるぜ!的な気迫は勝敗の決まる場では重要な要素の一つでもあるかなと思います。あれ?もしかして覇気とか使えるんだっけ?と言う様な(笑)強そうな戦士みたいなダンスが印象的でした。

HASE
気合の伝わり方は群を抜いていました。複数チームからのユニットということもあり、一体感が少し足りない所からくる微妙なズレみたいなモノは若干ありましたが、そこは個々の技術の高さでカバー出来るダンス力が他のチームよりハイレベルでした。JAPAN FINALでの期待値が半端なく高いです。

SAYA YAMAMARU
勝ちたい気持ちが凄く伝わってきました。3分間最初から最後まで体力が落ちる事なく、気持ちで踊りきっていて胸が熱くなりました。

 

JUDGE
TAKE-C
ズバ抜けたチームは居なかった中で、非常に均衡した内容になりました。その中で、ダンス力、作品構成力はもちろん、自分達のやりたい事、突き抜けた部分をクリエイティブしつつ魅せる事が出来ているチームが予選を通過できたのだと思います。入賞チーム以外では、「SIS」は、一曲使いで彼女達の色を最後まで飽きさせずにしっかり見せていたと思います。姉妹だからこそ出来る高水準のユニゾン。良かったです。「Fling on Fire」は、入賞してもおかしくない作品でした。コミカルな部分もダンスの安定したスキルがしっかりあるので嫌らしくなく見えました。何よりJDDにかける想いが伝わりました。


MAKKI
コンテストというのもあると思いますが「魅せる」「計算する」という部分をそれぞれ凄く考えているなという印象でした。そういった部分は重要だと思いますが、肝心の”ダンス”がどこかへ行ってしまった印象も同時に受けました。人に伝えるものなので器用にやることに関して悪とは全く感じてませんが、根本的に何を打ち出したいのか、何をすべきなのか、本末転倒にならない様にバランスが凄く重要だな、と思いました。あとはダンスに対する表現方法の幅が色々と広がってるなと感じました。入賞以外では「X-RISE」は凄くライフスタイルが出てる良いヒップホップ踊るなと言う印象でした。グッド。「ケロとヨメ」「JAPANESE ROCKERS♪+SAITAMA CITY LOCKERS」は純粋に楽しそうでした。「New Stylers」は安定した雰囲気を感じました。「BABK」「Riff Chase」「SIS」「I-muth」「Nicol.Crossence」は見ていて気になる所があり記憶に残ってます。それぞれ良い見所を持ってました。「DEBOC」は凄く勢いのあるお姉さん(笑)とそれを固めるメンバーの皆さんのまとまりが印象的でした。


HASE
出場されていたダンサー全体がダンスが上手く、技術のレベルは高いと思いました。本当に素晴らしいですし、リスペクトです。自分自身、とても勉強になりました。しかし、複数人でのSHOWとなった時に、持っている個々の技術と、伝えたいコンセプト・選曲・衣装・表現力・演出力・構成力…等々のエレメントとが、融合しきれていないチームが多かった様に思います。「起承転結」が見えないと言いますか。起承転結のそれぞれどの部分を大切に表現するか、あるいはカットするのか、順番を入れ替えるのか、はもちろんありますが、一言で表現すると「もったいない!!!」です。
年齢関係なく日本のダンサー全体のダンスのレベルが上がってきている今、技術はもちろん大切ですが、コンテストにおいては勝敗を分けるのは、審査員へ本当に「伝わる・感じさせる・楽しませる」SHOWが出来るか。イベントや舞台、その他のダンス関連の仕事等でも、この意識は観客やクライアントに対して通ずる事と思っています。自分もその点は高めて行く為に精進していますので、皆様、共に頑張りましょう!入賞以外で印象的だったのは「Fling on Fire」ですね。気合が凄く、気持ちが伝わりました。シンクロ完成度がずば抜けていました。これまではどうしてもイト君に目線が持っていかれていましたが、この日は5人個々の気合が凄く、フラットな目線で楽しめました。「New Stylers」は、HIP HOPの楽しさの部分が本当に伝わってきて、2人の踊りがバッチリ揃っているんですが、個々の自由な雰囲気も入っていて、表現者として素晴らしいです。「薩摩八郎長身女子」「FUNKAHIPS」「ADD V ACE」「Nicol.Crossence」の4チームは今までのコンセプトや表現方法を変えていたり、新しい形にチャレンジしているのが良かったです。今回結果はついてきませんでしたが、今後に期待できる伸びしろを感じました。


SAYA YAMAMARU
全体的には、独自の個性を大事にして挑むチームが多く、見ていて非常に濃かったです。ジャンルがバラバラの中、インパクトが強いチームがより印象を残したように思います。 HIP HOPはコアな分、見せ方や作り方が難しい。ただその中でも自分の心に突き刺さるチームが何チームかいました。勝ちたいという熱意がどのジャンル、どのチームからも伝わってきて、ダンスに対する熱い気持ちが込み上げてきました。入賞以外で印象的だったチームは、「X-RISE」ですね。 HIP HOPは本当にコアなジャンルな訳ですが、彼らはその中でも独自の個性と勢いと気持ちでぶつけにきていて カッコ良かったです。曲げないで貫いて頑張ってほしいです。大阪の「SIS」もめちゃくちゃ良かったです。ファッション、振り付け、音楽のセンスが抜群でした。「MAD ON J MASTERS」は全てがオシャレで心から素敵でした。1人1人も上手くて個性もあるし、素晴らしかったです。



全体的には かなり接戦でした。地力の高いチームが通っていったように感じました。あと「存在感」とか「チーム感」もポイントの一つだったように思います。あと、構成も評価はしますが、そこを重視し過ぎてダンスの部分が疎かになっているなら点数が高くなるとは限らないなと改めて思いました。入賞チーム以外では「DEBOC」「Nicol.Crossence」「ケロとヨメ」が凄く印象に残っています。