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2016年5月29日(日)@BEAT STATION

banzai
32組がエントリーした
“JAPAN DANCE DELIGHT VOL.23 福岡大会”
決勝進出を果たしたのは
“female1000w”
“LUST”
“Dog-eat-Dog”
の3チーム

  


32組が参戦した福岡大会。熊本地震の影響もあってか九州勢がやや少なかったが、関西や東海、関東からの出場もあり、バラエティーに富んだメンツが揃った大会となった。全体的に少人数チームが多く、シンプルにダンス力で勝負するチームが多く、それ故にテーマや世界観を表現していたり、エンターテイメントを意識した見せ方をしている、そしてオリジネリティーを強く感じさせるチームがより目立つ展開となった。5人組ロックチーム「Fling on Fire」は、持ち前のテクニックとエンターテイメント性に富んだ高い構成力による作品を披露し、会場を沸かせた。また、愛知から参戦の「Gold Actor」は、高度なコンタクトを敢えてストリートっぽいRAWな質感で表現。まるで偶然その時生まれたように錯覚させるようで実は計算されている、そんな作品をドロップし、会場を騒然とさせた。他にも、WAACK等のテクニックをベースにタイトで作品性の高いパフォーマンスを見せた「Maschietta」、ダンサブルで独創的な作品の「クレアラシル」、セクシーさを反映させた一体感のある作品を見せた「NEO」等も独特な作品性で見る者に印象を残した。一方、「Afro Jack classics」や「▽&□」「LOCKaJIVESET」「M.A-1」「Classic Groover」「RALLY PRANK」といったチームは、ダンス力やパッション、グルーヴ表現等のダンス要素の強い好パフォーマンスを展開した。
そんな中、FINAL進出を決めたのは「female1000w」「LUST」の福岡ニュースクール勢と関西のロックチーム「Dog-eat-Dog」の3組。ビビッドなビジュアルが印象的な「female1000w」は、パーティー感からタイトなルーティンまで幅広いニュアンスを5人という人数を上手く活かした迫力のダンスを展開。ハウスチーム「LUST」は、個々のスキルの高さと4人全員で見せる一体感、その両方が前面に出たエナジー量の高い作品を見せた。「Dog-eat-Dog」は個々の全く違った個性と経験値の高さを上手く活かしたセッション性の高い作品を見せ、決勝進出を決めた。
「female1000w」は久々のFINAL進出、「LUST」「Dog-eat-Dog」は初FINAL(LUSTのMOTSUはFINAL進出歴あり)という事で、FRESHなメンツが決勝進出を決めた福岡大会。ここから地区予選大会は折り返し、後半戦を迎える。札幌、東京、そして大阪大会と続く後半戦は、更に「初FINALIST」が増えそうな予感!JDD決勝進出を懸けた熱いダンスの応酬にまだまだ期待したい。

 

female1000w
TAKAFUMI
安定感がありましたね。この大会を分かっているなと感じました。思いの強さも感じました。

P STAR
久しぶりに拝見させて頂いたんですが、新メンバーも加入されてて、よりフィメールワールドが増していてパワーアップしていましたね。

LEE
勢いとチーム感は伝わりました。ただ正直いってもっと深くダンスをして欲しいです。

YUKI a.k.a EARTH
衣装から展開のさせ方まで、自分たちがどう見えるかを俯瞰で感じて、どう魅せたいかをよく理解しているチームだなと感じました。本戦では時間も4分になるので持ち前のダンス力も魅せれれば面白いと思います。

 

LUST
TAKAFUMI
途中ミスもあったんですが、それで凹む事なく最後まで疾走感のあるダンスを踊りきっていましたね。この大会に懸ける気迫も強く感じました。

P STAR
個々のスキルも高く、特に前半から後半にかけての疾走感は見ていてとても気持ちが良かったです。

LEE
空気感とシンプルだからこそ良く感じる部分はありました。

YUKI a.k.a EARTH
もともと地力のあるメンバーに、今回の選曲とスタイルがカッチリ噛み合った気がします。踊っていた時間が短く感じる疾走感溢れるダンスでした。本戦は様々なスタイルが犇めき合う大舞台ですが、自分たちのスタイルを貫き、さらに進化させて魅せつけてきて欲しいです。

 

Dog-eat-Dog
TAKAFUMI
高い基礎力がある上で、ルーティン等に自分達らしさを組み込んでいるように感じて、良かったですね。

P STAR
別々の地方出身で全国のバトルで活躍されてる方々でスタイルの方々ですが、見事な安定感で長年一緒にされてるような息の合ったパフォーマンスでしたね。

LEE
全く違う3人ですが一人一人のLOCKダンスはとっても色が濃く、個性的な3人で溢れ出してくるダンスはそれぞれに全く違いますが、それが良い所なんだと思います。

YUKI a.k.a EARTH
この3人だから出来たんだろうなと感じる「間」の作り方だったり、チームのバランスを感じました。キャラクターとダンス力がマッチしていて会場を味方につける能力も素晴らしかったです。本戦ではLOCKINGというジャンルの中だけでも猛者が集うと思いますが、3人の空気を大切に楽しんでほしいと思います。

 

JUDGE

TAKAFUMI
見せ方、表現の仕方が何となく似ているなと感じるチームが多く、逆に自分達の個性等を出そうとしていたチームは良く見えました自分達らしさをより追求していけば入賞も見えてくるなと感じるチームは凄く多かったので、今後が楽しみです。入賞チーム以外では「Fling on Fire」が良かったですね。自分は入賞してもおかしくないと感じるチームでした。「Afro Jack classics」はこの大会で勝てるだけのスキルなど要素は全て揃っていると思うので、あとはコンテストに対するルーティンの考え方や、気持ちの持ち様だけで入賞できるチームだと思っています。今後に期待してます。

P STAR
九州各県のチームのエントリーが少なかったのが残念でしたが、素晴らしいパフォーマンスをされてたチームがいっぱいあり、とても楽しんでジャッジさせて頂きました。仲間を作ってチームを組んで、一緒に悩んだり、喧嘩したり、悔しんだりする事はきつい事にもなりますが、それを乗り越えて仲間と歓喜できた時は1人よりも何倍も嬉しいので、その楽しみ方がもっと九州にも広まればいいなと思いました。入賞チーム以外では、「FunkMong」「M.A-1」「Fling on Fire」が印象的でした。

LEE
良いチームが沢山いました。コンテストを意識して観せるダンスを意識しているチームとそうでないチームの違いはあったように感じました。この結果に負けずに是非とも挑戦して欲しいと思います。諦めずに挑戦し続けて欲しいです。入賞チーム以外では、「M.A-1」は、まだ若いのに上手くて安定感があり文句なくカッコ良かったです。「Fling on Fire」はエンターテイメントだけではなくスキルもあり良かったです。このチームらしい見せ方でした。「▽&□」は、頭から最後までグッと引き込まれましたね。良かったです。「LOCKaJIVESET」「Maschietta」は、作品としても構成も良かったと思います。

YUKI a.k.a EARTH
JDDの予選という事で、それぞれ練習を重ねられてきた事と思います。お疲れ様でした。積み重ねた練習量が伺えるチームが多かったので沢山悩みましたが、今までに見たことも無いようなアイデアや構成、展開を感じるチームが少なかったのと、ただダンス上手い人が集まったチームよりも、このチーム、このメンバーだからこそ出る意味があったのだろうな、魅せることができたんだろうなと感じるチームが少なかったです。逆に自分達のこだわりや、スタイルがあるチームが目立ちましたし、自分もそういったチームに高ポイントを付けました。ただ、斬新であればなんでもいいという事ではなく、ふとした瞬間に滲み出るダンス力、基礎力、チームの空気感なども見させて頂きました。入賞チーム以外では「GOLD ACTOR」はこのメンバーしか出来ないマイノリティーなことを貫きつつ、メンバーのダンス力が見える部分もあって刺激を受けました。「▽&□」「クレアラシル」は表情から衣装から魅せたいスタイルがちゃんと伝わってきました。「M.A-1」「Afro Jack classics」「Bouncia+」「sayit」はかっこよかったです。お世辞でなく、本当に良くないチームは1チームもなかったです。ただし、もっとコンペティション向けに面白い仕掛けや裏切りを取り入れる事が出来れば、結果に繋がりやすいのは事実だと思います。