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2016年5月20日(金)@JANUS

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Hook up!! HOUSE最高エントリータイ記録となる
169人がエントリーした “Hook up!! HOUSE”
優勝は関西を代表するベテランハウサー
“TAKE”

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関西ハウスシーンは盛り上がっている!それを証明するフックアップハウス史上最高タイ記録となる169名のハウサー&ハウスフリークが関西を中心に様々な地域からJANUSに集結。ハウサー以外のジャンルのダンサーの参戦も多く、会場は全体的にハッピーなムード。今回はベテラン「TAKE」が参戦。関西のハウスダンスシーン黎明期より活動を続けるこの超ベテランが参戦するとあり注目が集まった。
予選を勝ち上がったのは若手から中堅、ベテランに至るまで幅広いメンツ。スタイルも様々で、現在のハウスシーンの多様性を象徴するかのようなラインナップとなった。オールドスクールマスター「MASAO」が、そのダンス力の高さでベスト8へ進出するなど、サプライズもありつつ、準決勝へと駒を進めたのは「OLIVER」「Nas」「TAKE」「YOSHIKEN」の4名。
準決勝第1バトルは「Nas」vs「OLIVER」の対決。ヒップホップダンサーでもあり岡山をレペゼンする「OLIVER」は、アフロテイストなフィーリングがミックスされた独特のスタイルを展開。対する「Nas」は強靱な軸を活かし、ディープなイマジネーションを具現化したようなスピリチュアルなスタイルで対抗。結果は「Nas」が勝利。準決勝第2バトルは「YOSHIKEN」vs「TAKE」の対決。前へ前へとエナジーを放出するアグレッシブさとフリーキーなノリが印象的な「YOSHIKEN」に対し、落ち着いたリラックス状態で繊細なステップ&フロアを展開する「TAKE」。結果は「TAKE」が勝利。迎えた決勝戦は「TAKE」vs「Nas」によるバトル。先攻したのは「TAKE」。集中力のギアを上げ、細かなグルーヴをクリアに体現していく「TAKE」に対し、音に乗りつつも意表を突く流れをいくつも作っていくフリーキーなスタイルを見せていく「Nas」。全く違ったスタイルと方向性の2人ながら、その時、その瞬間、持ちうる全力を互いに出し切ったバトルは見る者の心を動かした。結果は「TAKE」の勝利となった。

 

1

2

4-1

4-2

 

JUDGE


TAKA
トーナメントには上がれなったけど、自分的にイケてるなと感じた人は数人いました。ざっくり全体的には、音楽からはみ出し過ぎちゃってる人がちょっと多かったかなと思います。もちろんちゃんと音楽の中で踊っててカッコ良い人や、狙い所が面白い人も数人いました。トーナメントで印象的だったのは「じーこ」、「OLIVER」君そして「TAKE」さん、「Nas」君ですね。印象的なバトルは「Nas」vs「OLIVER」でした。決勝はベテランと気鋭の戦いという感じで面白かったと思います。

KURY
予選を上がるのが一番大変だというのがジャッジしながらも思いました。どのサークルになってジャッジが誰かによって多少結果は変わったかなと。だからベスト16に上がるのは運もあるので、本当の実力は予選を通過してから試されるんじゃないかなとも思いました。ただ、予選を見ていて、上手い人、表現力豊かな人は沢山いたけど、リズム感がニクいなって思わされるような人や、グッとくる音取りしてくる人がほとんど見られなかったのは残念でした。その点で、「MASAO」さんと「むっちゃん」の延長戦は、「むっちゃん」の表現力と音の感じ方は凄く個性的で、対する「MASAO」さんは音取りがニクくて、非常に悩ませる対戦でした。「Nas」君は予選の時から凄く良いと思って見てました。どんなスタイルになっても「Nas」君は「Nas」君な感じがして、全部ナチュラルにスッと受け止める事ができて素敵でした。決勝は「TAKE」さんは流石で、バランスがとても良いなと思いました。音楽性、パッション、雰囲気、個性、テクニック、トータルで見て優勝だと感じました。「Nas」君は先ほども挙げたように予選からずっと良いと思ってましたが、決勝2ムーブ目で少し気持ちとカラダが途切れたように見えて、そこが無ければ優勝もありえたと思います。最終的にメンタルが重要かも知れないですね。

ゆりっち
ハウスダンスが各々によって再定義されていっている流れを今まで以上に感じました。中でも女性ダンサーの輝きが一際強かったと思います。ハイセンスでした。トーナメントで印象的だったのは「じーこ」ですね。まだまだ粗削りではありますが、何か期待させる空気感と気配を感じました。決勝に関しては、決勝までの踊りを見た限り「Nas」の方が優勢でしたが、決勝では「TAKE」さんの踊りや心持ちに共感し、地力の部分が少し上回っていたように感じました。

SAKAPON
予選はレベルが高かったです。エントリー数も過去最高タイという事で色んなダンサーを見させてもらったんですが、バトルと普段の踊りに差のない感覚の人と、そうでない人の違いがハッキリしてたと思います。ナチュラルなダンサーを選ばせてもらいました。トーナメントで印象的だったのは「Nas」さんで、僕は見るのが久しぶりだったんですが、更に進化していて流石だなと思いました。あと、表現があってるのかわかりませんが、「じーこ」のいい意味で周りが見えてない感じ?が、ドキドキさせられました。凄くナチュラルで印象的でした。決勝はローテーションでジャッジには参加してなかったのですが、両者とも普段通りの踊りで気負いも全く感じなく、音楽に対してナチュラルで見ていて凄く気持ち良かったです。