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2016年5月3日(火), 5月4日(水) @ZEPP NAMBA

POP main

OSN VOL.18 POPPING 1on1 BATTLEに420名が参戦!
超ハイレベルなバトルを制し
頂点に立ったのはレペゼン大阪
“ACKY”


トーナメント


OSNの花形ジャンルといえば「POPPING」。若手から日本トップクラスのベテラン、更には普通ならバトルに出ないような大御所までが当たり前のように出場するという「熱さ」がこの「POPPING 1on1 BATTLE」の盛り上がりの所以だ。今年も日本中の実力派ポッパーほぼ全員集合状態となるなか、海外からも大挙参戦。韓国、中国、台湾、シンガポール、マレーシア等、アジア近隣国から多くの出場者が集結。エントリー総数420人というモンスターコンテンツが今年も幕を開けた。
まずはDAY1。2サークル進行のオーディション形式で、1人30秒という持ち時間でダンスを披露し、ジャッジが採点。420名から一気に32名へと絞り込むという非常にシビアな一次予選を勝ち抜くと、その32名によるトーナメントとなる。このベスト32のトーナメントを勝てばDAY2へと進出できる。このポップバトル、選曲の傾向もバトルを読み解く上で重要要素。ポップ担当の「DJ BATSU」氏はこのベスト32の1曲目は打ち込みのビート、2曲目が速めのエレクトロという選曲でスピン。という事で、エレクトロというテクニック映えのする2曲目でどう見せ切るのかがポイントとなった。中にはキッズや若手などFRESHな顔ぶれも見られたが、そこはポップの層の厚さ。ニューフェイスが簡単に下克上出来るわけもなくベテラン勢、OSN常連組が次々に勝ち上がっていく中、「GUCCHON」vs「LoCo YoKo」、「SHOW-GO」vs「RIKU」、「RYUZY」vs「RYOSUKE」のバトルなど見応えのあるバトルも多数勃発し、見る者を盛り上げた。
DAY1を終え、いよいよDAY2!ジャッジ陣の素晴らしいソロで幕を開けたDAY2。BEST16からスタートする訳だが、その顔ぶれは錚々たる面々。どのバトルも内容の濃い見応えのあるカードばかり。そんな中でも特に盛り上がりを見せたのが第2バトル「CGEO」vs「Ricky」の沖縄対決。得意のロボットやアニメーションやウエーヴ等を武器に気迫満点で攻めたてる「Ricky」に対し、常時攻めのアドリブを展開し通してヴァイブス全開のダンスを見せた「CGEO」が勝利。また、第4バトルの「RIKU」vs「SATOCI」は同チーム (SKIN TIGHT) 対決という注目の対戦。先攻は自ら申し出た「RIKU」が取ると、彼らしい様々なスタイルや随所に見せるトリッキーなムーブで攻めたが、対する「SATOCI」は音楽をダイレクトに捉えた感覚的なダンスを迷いなく出し切って「SATOCI」が勝利した。ベスト8では波乱含みの展開に。昨年の覇者「KITE」、優勝候補「GUCCHON」や「HOAN」がここで敗退。
そして迎えた準決勝。第1バトルは「KITE」に競り勝ち勢いにのる「CGEO」と、実力者「GUCCHON」を破り勝ち上がった「SATOCI」による対決。互いに高い集中力を発揮し、自身のスタイルを色濃く出しきったこの勝負は、より強い気持ちをムーブに込めて出しきった「CGEO」が勝利。準決勝第2バトルはレジェンド「ACKY」と「HOAN」を破った韓国ポッパー「Firebac」による対決。変則的でイルなムーブを飄々とした表情で繰り出し会場を沸かせた「Firebac」だったが、リズムを体現する非常に高い技術と、誰も真似出来ないディテールでグルーヴを表現した「ACKY」が勝利した。
そして、迎えた決勝戦。この決勝戦がOSN VOL.18を締めくくるバトルとあり、会場のムードもステージ上の熱気も最高潮の中バトルはスタート。DJ BATSUが選曲したのは2曲ともプリンスの楽曲。先攻を取ったのは「CGEO」だったが、2曲ともイントロから掴みに行くもハマリきる事ができず、やや攻めあぐんだ印象。しかし彼らしい全身全霊の強い気持ちを込めたダンスで会場を沸かせていく。しかし、「ACKY」は2ラウンドとも非常に落ち着いて自身の持ち味を遺憾なく発揮。ありえない位精密なグルーヴコントロールを随所に見せオーディエンスを完全にROCK。彼が紡ぎ出していくそのダンスはもはや神業レベルと言えるだろう。結果は終始バトルを支配した「ACKY」が勝利し優勝に輝いた。
また新たな伝説を作られた「POPPING 1on1 BATTLE」。優勝した「ACKY」だが、「まだまだ出ます!」との事なので、まだまだOSNポップは盛り上がり続けるだろう。
WAACKが加わり新時代に突入した「OLD SCHOOL NIGHT」。全てのカテゴリーの熱さの相乗効果は今までに増して強烈なものとなり、信じられないダンスがこれからも量産されていくはずだ!また2017年、OSN VOL.19に乞うご期待!

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POP JUDGE

KEI
ー全体を振り返った感想をお願いします。
毎年レベルが上がっていて、トーナメントからは誰が優勝しても良いぐらいのレベルの高さで接戦の連続でした。

ー決勝戦「CGEO」vs「ACKY」について
「ACKY」さんの圧倒的な強さ、ダンス感、深みを感じさせられましたね。

ーその他、特に印象に残っているバトルやダンサーを挙げて下さい。
Jr TACO」が僕的には良かったです。音で遊びつつ基本がしっかりしていてパフォーマンスもあるし、ダンスしてるなと思うし、見ていて楽しくさせてくれました。

ー最後に何かメッセージを。
JUDGEさせて貰い、ありがとうございました。僕もこれからもPLAYERとしてもまだまだ挑戦して行きますのでよろしくお願いします!

 

Haruki
ー全体を振り返った感想をお願いします。
予選は全体的にベースがしっかりしてる人と、そうでない人の差がはっきりしてましたね。ポップの本質的な部分のクオリティーや音楽へのアプローチ、そしてキャラクターや自己演出的な部分でのバランスが良い人が少ないなと感じました。トーナメントに入ってからはただ踊るのではなく、相手との駆け引きやフロアコントロール、バトルコントロールしてる人が勝ち残って行った感じでしたね。

ー決勝戦「CGEO」vs「ACKY」について
決勝バトルは「CGEO」の勢いのある踊りの中に新しく何かフレーバーを生み出そうとしながらぶつかり相手を越えようと挑んでいるように見えましたが、「ACKY」の強靭な精神力と圧倒的な経験値の差で相手のエナジーをもそのまま自分のものにしていく駆け引きの上手さが際立ったバトルだったんじゃないでしょうか。流石ですね。「柔よく剛を制す」な内容に感じましたね。お互い音楽も凄く理解していて見応えあるバトル内容でした。

ーその他、特に印象に残っているバトルやダンサーを挙げて下さい。
RIKU」vs「SATOCI」「HOAN」vs「Firebac」のバトルですね。

ー最後に何かメッセージを。
オールドスクールナイトは本当に素晴らしいイベントだと改めて思いました。各国から集まったダンサー達の素晴らしいダンスを目の当たりにし、今のシーンを「確認」「認識」出来て自分の身の振り方までも模索でき、未来に反映出来る本当に凄いイベントだと思います。自分も第一回大会から観たり参加したりして思い入れのあるイベントの一つです。自分に挑戦したり結果を求める人達が人生を懸けて立つ価値がある場所だと思います。この歴史あるビッグイベントに光栄にもジャッジとして参加出来た事で、また新たな視点も自分の中で生まれ、本当勉強になりました。ありがとうございました。そして自分もまた機会があれば参戦したいなと思います。最後に今回携わられた皆さんには感謝と尊敬の念を心からおくりたいと思います。オールドスクールナイト最高でした!ありがとうございました!

 

Kidboogie
ー全体を振り返った感想をお願いします。
予選から決勝まで全てが素晴らしかったです。オーディエンスのエナジーのレベルも凄く高くて、ステージと観客が近いというのもあり、それがダンサーの良いパフォーマンスに繋がっていると感じました。

ー決勝戦「CGEO」vs「ACKY」について
本当に素晴らしかったです。「ACKY」さんは昔から知っているダンサーなので素晴らしいパフォーマンスをする事は予想していました。今回は「CGEO」に本当に驚かされました。凄く激しいエナジーを持っていてバトルの戦略も良かったと思います。決勝も好内容でしたね。

ーその他、特に印象に残っているバトルやダンサーを挙げて下さい。
Firebac」がとても印象的だったね。とても落ち着いていて音楽性も高く、その上でしっかりポップしていて良かったね。バトルでは「CGEO」vs「Ricky」が凄く緊張感がありエキサイティングでした。「HOAN」vs「Firebac」も良かったですね。

ー最後に何かメッセージを。
アドバイスとしては、ポップのファンデーションをしっかり学んで欲しいって事ですね。グルーヴ表現は素晴らしいけどポップ自体まだまだ練習が必要です。若い人たちはFUNKミュージックで踊る練習をして欲しいですね。今新しいポップの音楽が沢山出てきていますが、フィーリングが欠けている音楽が正直多いと思います。ポップは元来FUNKミュージックで踊られていたという事を理解して取り組んで欲しいですね。最後に、ポップをこれからも楽しんで行こう!

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