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2016年5月3日(火), 5月4日(水) @ZEPP NAMBA

Lock main

197組、394名がエントリー!
海外からも大挙参戦、シーンの熱さを感じさせた
“LOCKING 2on2 BATTLE”
優勝は”NOBBY&MASATO”

OSN18_tournament_L

 

今年は例年に増して海外チームが主にアジアから数多く参戦。もちろん日本全国からもベテランから若手、キッズに至るまで、総勢197組ものLOCKINGペアがOSNに集結した。
まずDAY1だが、優勝候補と目されていた「NOBBY&YUMAH」のYUMAHが腰をケガしてしまい急遽出場を辞退、その代わりにMASATOがNOBBYと組んで「NOBBY&MASATO」で出場するという事となり、どちらにしても優勝候補は健在でしかもJUSTE DEBOUT優勝ペアというビッグネームのいきなりの参戦決定に出場者や観客はどよめいた。
DAY1はオーディションショー形式の一次予選で32組が選出され、そこからトーナメントでDAY2に進出するベスト16までが決定される。一次予選は1分の持ち時間の中で、どれだけ自分達の実力の高さを証明できるかが勝負。ベテランから若手までシーンで活躍する実力派が上位32組に選ばれる中、海外勢も台湾から1チーム、中国から1チームの計2チームも選出された。続いてはトーナメントバトル。ここで一勝すればDAY2へと進出する事となる。1位通過vs16位通過、2位通過vs15位通過、といったように上位通過vs下位通過となるように通過順位でカードは決定。それでも実力派チームばかりとあって見るものを唸らせる好バトルが続いた。特に「JAM」vs「Dog-eat-Dog」のカードでは、関西老舗ロックチーム「JAM」のメンバーが3名(Dog-eat-DogのJUNGOもJAMに所属)いるという事もあり、「DJ SORI」が1曲目にマイケル・ジャクソンの「JAM」を選曲。これには出場者も観客も即座に反応。また「JAM」の「DAI」が「JAM」で爆裂ソロを決め、更にそこからのルーティンが完璧に曲とハマり、この勝負「JAM」が勝利しDAY2進出を決めた。
迎えたDAY2はベスト16から。歴戦のベテラン勢に混じり「ena&KARIN」「Ol’Loco」「usako&anju」「Peach Future」といったFRESHな若手(ほぼ女性)もベスト16に残っており、若手(特に女性ロッカー)の勢いを感じさせた。DJ SORIの選曲も要所で攻めの選曲が見られ、ロッカーがどういう風に解釈するのかという見どころも作っていた。そんな中、より高いチーム力やチームカラーをバトルで上手く引き出すことが出来たチームや、その時の音楽を上手く味方につける事ができたチームがベスト8へと進んだ。ベスト8でのハイライトは第三バトル「P-KO&TAKE-C」vs「MOTHER FUNKER」。グイグイとファンキーグルーヴを体現していく「MOTHER FUNKER」が勝ち上がったこのバトルだが、「P-KO&TAKE-C」の超ベテラン「P-KO」氏の2ラウンド目の会心のソロは会場を沸かせた。
準決勝第一バトルは「ena&KARIN」vs「NOBBY&MASATO」の対決。若手ながらテクニック・パッション・グルーヴ等、総合的なダンス力の高さを見せる「ena&KARIN」だったが、更にその上を行くダンス力と強烈なソロ、そして中盤で見せたアドリブセッションで格の違いを見せつけた「NOBBY&MASATO」が勝利。準決勝第二バトルは「MOTHER FUNKER」vs「YUKARI&CiO」の女性ロッカー同士の対決。強烈なファンクネスと突き抜けたヴァイブスで勝ち上がって来た「MOTHER FUNKER」だったが、「YUKARI&CiO」の厚みのあるグルーヴとナチュラルなファンクネスが一つ上をいき、「YUKARI&CiO」が勝利。
迎えた決勝戦は「NOBBY&MASATO」vs「YUKARI&CiO」という対決。それぞれが優勝経験者であり、頂上決戦に相応しい組み合わせとなった決勝戦。対戦前の先攻後攻を決めるカード引きの場面で早くも榎本夫妻 (MASATO&CiO)によるミニコントが入り会場をひと沸かししてバトルがスタート。渋いローテンポな曲も、グルーヴィーな曲も、スピーディーな曲にも、両チームとも見事に踊り上げていき何と最後は4人によるルーティンとなり観客は爆沸き!NOBBYが先導し4人共ステージ下へと降り、暴れまくって更に会場は爆沸きというカオスな状況の中バトルは終了。結果は「NOBBY&MASATO」が勝利し、JUSTE DEBOUTに続きOSNでも優勝を獲得した。
また一つ強烈に記憶に残るワンシーンが生まれたOSN LOCKING 2on2 BATTLE。シーンが確実に熱く動いているという事が感じられた大会となった。来年はどんな伝説が生まれるのか?今から楽しみだ!

LOCK1

LOCK2

 

DJ SORI

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LOCK JUDGE


Tony Go Go
ー全体を振り返った感想をお願いします。
まず、OSNはとても素晴らしいイベントでした。Lockも良いバトルがいっぱいありました。豊かな踊りの中で、音楽へのアプローチ、キャラクター、リズムの表現などが、高いレベルで見れて最高でした。

ー決勝戦「NOBBY & MASATO」vs「YUKARI & CiO」について
ナイスなエナジーを感じさせるバトルを見ることができてHappyです。両チームとも強かったですね。「YUKARI & CiO」の方はフロアームーブで少し弱さを見せてしまいました。それに対し、「NOBBY&MASATO」はパーフェクトでした。美しいグッドパフォーマンスでしたね。

ーその他、特に印象に残っているバトルやダンサーを挙げて下さい。
印象的だったダンサーとして、まず「NOBBY」ですね。彼の表現したいイメージがとても自然にダンスの中に見えました。次に「anju」を挙げたいね。空間の使い方がとても素晴らしかったです。そして、彼女の成長が嬉しかったです。最後に「ちびゆり」。踊りの中にとても豊かさを感じました。”Dancing Lockin”を見せてくれました。また、チームとして、触れておきたい事があります。「YUKARI」と「CiO」が組んだことはシーンにとって象徴的な事だったと思います。違うジェネレーションの2人が組み、決勝まで進みました。これは素晴らしい事だと思います。印象的だったバトルとしては、準決勝の「Mother Funker」vs「YUKARI & CiO」ですね。両チームとも、とてもハイレベルな”Dance”を披露し、リズムの表現が素晴らしかったです。これをジャッジするのはとても難しかったですね。

ー最後に何かメッセージを。
また、ワークショップも含め、OSNに関わらせてもらってありがとうございました。レベルが高く、素晴らしい技術、リズムへの感性、クリエイティビティー、才能を感じる事ができてとても幸せです。優勝者の2人、おめでとうございました。Lockerのみんなへのアドバイスとしては、ムーブの中で踊ること。リズムストラクチャーを鍛えること。これを続けて欲しいです。あと、マシーン原田さんに対してサンキューと言いたいです。Waackというジャンルが加わることはとても素晴らしいことです。多くのストリートダンスは「Soul Train」から多くの影響を受けています。その代表的な踊りが、イベントとしてコラボレーションしたことは一大ニュースですね。

OHJI
ー全体を振り返った感想をお願いします。
今回久しぶりにOSNに参加させて頂き、予選からかなりの緊張感と興奮を覚えました。エントリーの多さ、レベルの高さは初めて体験するレベルだったと思います。普段なら大抵のバトルで予選通過出来る力を持った子達も、今回のOSNではそれが叶わない位、レベルが高かったですね。

ー決勝戦「NOBBY & MASATO」vs「YUKARI & CiO」について
決勝はやはりと言った2組になったと思います。予選~決勝までダントツの安定感と自分達の世界を持ち、更にその世界を曲に乗せ表現出来る2組でした。どっちが勝ってもおかしくないくらい記憶に残るバトルでしたね。

ーその他、特に印象に残っているバトルやダンサーを挙げて下さい。
やはり決勝の2組「NOBBY & MASATO」「YUKARI & CiO」は世界トップレベルだと思います。後はかなり若い子達のレベルも上がって来ている印象がありましたね。

ー最後に何かメッセージを。
バトルも沢山経験し自分を出せる様になるまで場慣れも必要だと思いますので、皆さん沢山チャレンジしてください。今回日本のレベルの高さを経験、体験出来るOSNに参加させて頂いて本当にありがとうございました!自分自信もかなり勉強になりました!thank you!


OOEDA
ー全体を振り返った感想をお願いします。
予選はBブロックを担当させて頂きました。前半のチームで、期待をいい意味で裏切るような爆発的なチームが少なかったのが、少し残念でした。
順調に予選を通過した所は、やはり安定力ある後半の実力チームが多かったですね。
トーナメントも、どのバトルも見応えがあり自分のスタイルを貫く姿勢と、このOSNに掛けてる情熱的な物がすごく伝わりました。
ソロでも、曲に対するアプローチやリズムの取り方、チームのバランス、空間の見せ方の上手いチームが勝ち上がったと思います。
レベルが高く、甲乙着けがたいバトルばかりでしたが、素直に、感じたまま進められました。

ー決勝戦「NOBBY & MASATO」vs「YUKARI & CiO」について
誰もが文句ないバトルだったのではないでしょうか。ダンスは勿論、自分達だけの空間だけではなく、会場全体を巻き込めてエンターテイメントでした。流石です!

ーその他、特に印象に残っているバトルやダンサーを挙げて下さい。
一番印象に残っているバトルは決勝の「NOBBY & MASATO」 vs 「YUKARI & CiO」ですね。「JAM」「P-KO &TAKE-C」「W-CLAPS」も印象に残りまくってます。

ー最後に何かメッセージを。
まず、自分をジャッジとして起用して頂いた事に感謝します。OSNに関しましては、気持ちで楽しみながらもあり、且つレペゼン岡山を背負い、毎年相方のNAOさんと参加させて頂いているので、このOSNに挑む今回197組の出場者の方の気持ちが凄く理解できる分、真剣に拝見させて頂きました。勝敗の部分で色んな思いがあると思いますが、ダンスだけでなく自分に大切な必要な物を掴み取れる場所だと思うので、また来年に繋げましょう。皆さんの踊りを特別な場所で見させていただき有難うございました。次はチャレンジャーとして参戦したいと思っています。

 

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