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2016年5月1日(日)@SPACE A-Sh

WINNER D

banzai

19組が参戦!
ハイレベルなバトルを制し
日本代表の座を手にしたのは
“AYU&AMI”

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毎年、圧倒的盛り上がりを見せるB-GIRLの戦い「BOTY B-GIRL 2VS2 BATTLE日本予選」。元々は「WE BGIRLZ」というタイトルで開催され、毎年BOTY前夜にB-GIRL世界一を決める大会として知られている訳だが、目下、日本代表は世界7連覇中。世界大会よりも日本大会を勝ち抜くことのほうが難しいのではないかという意見がある位、この日本大会はレベルが高く、参加するB-GIRL達のモチベーションも高い。今回の下馬評は、昨年準優勝の「AYU&AMI」、度々上位進出している「SPARKY JEWEL (Yasmin, Miju)」の二強が本命。そこに前回ベスト4のエアーの高難度コンボを得意とするNishikasai CREW所属「RABBIKY」辺りが食い込んでくるかどうか、といった感じ。他に一体どんなチームが出てくるのか?どんなルーティンを用意してきているのか?大どんでん返しはあるのか?など、見る者のドキドキ・ワクワクが最高潮の中、予選ラウンドがスタート。
キッズから90年代に活躍した古株B-GIRLまで幅広い年齢層のチームが総勢19組が参戦。比較的レベルの差は大きく、2人のバランスが取れていて高水準なスキルとチームワークの高さを証明できたチーム8組がトーナメントに進出。トーナメント一回戦は比較的順当に実力派チームが勝ち上がる中、第3バトルでは、急遽香港から参戦した「Yellow Little Bomb Bomb」が、昨年ほどの熱狂を生み出せなかった「RABBIKY」を撃破し、準決勝へと駒を進めた。
準決勝第一バトルは「eins (TAECO, CHIERI)」vs「SPARKY JEWEL」の東西対決。チームバランスとスタイリッシュさで攻める「eins」だったが、スキル・チームワーク等で総合的に上回った「SPARKY JEWEL」が勝利。
準決勝第二バトルは「Yellow Little Bomb Bomb」vs 「AYU&AMI」の対決。派手さは無いものの要所にオリジナリティーのあるムーブを見せた香港の「Yellow Little Bomb Bomb」だったが、AMIのエルボーエアやAトラックスなど、高度なソロの技術も見せた「AYU&AMI」が勝利した。
いよいよ迎えた決勝戦は大方の予想通り「SPARKY JEWEL」vs「AYU&AMI」のバトルに。1ラウンド目の後攻「AYU&AMI」は「AMI」のソロからルーティンを披露。それに対する「SPARKY JEWEL」のアンサーは「Yasmin」のソロ(ここをルーティンで返さなかった事が後々響くこととなる)。続く「AYU&AMI」はまたもルーティンで応戦しペースを掴みにかかる。3ラウンド目は「SPARKY JEWEL」もルーティンを展開。しかしこれを「AMI」がノーハンドウインドミル→ワンハンドAトラックス (ダブル) からのフリーズという高難度技をバッチリ決めて応戦。迎えた最終ラウンドでは「SPARKY JEWEL」はとっておきのビッグルーティンを披露し会場を一気に沸かし追い上げを見せるも、「AYU&AMI」も「AYU」のソロからルーティンでしっかり締めてバトルは終了。結果は2-1で「AYU&AMI」が接戦を制し、日本代表の座を手にした。

1

2

 4-1

4-2

 

JUDGE
JUDGE’S COMMENT

m0nm0i
気合が入っていて、気持ちが込められたムーブが沢山見られたわけですが、スキルで突出したチームがトーナメントに上がりましたね。トーナメントは決勝の2チーム以外では準決勝に絡んだ「eins」「Yellow Little Bomb Bomb」の2チームが印象的でした。準決勝はどちらのカードも楽には勝たせなかったいい勝負だったと思います。決勝は自分は審査には入っていなかったんですが凄く僅差で「AYU&AMI」が勝ったと思いました。バトルの運び方の部分での僅かな差が勝敗を分けた、そういう印象です。他に印象的だったB-GIRLは「TAECO」ですね。女の子らしからぬフットワークでした。

MAHHA
予選を見ているとスロースタートな感じでしたね。最終的に「AYU&AMI」「SPARKY JEWEL」の決勝になるだろうと、予選が終わった時点で予感しました。予選や一回戦を見る限り「AYU&AMI」が断トツで行くだろうなとぶっちゃけ思いました。決勝戦は思った通りのカードとなった訳ですが、バトルが終わって自分が手をあげたのは「SPARKY JEWEL」でした。お互いがお互いをカバーし合っているのが伝わってきて、特に最後のルーティンでの追い上げが決め手でしたが、僅差の勝負で凄く悩みました。印象的なB-GIRLは、足首が異常に柔らかい「ななな」ちゃん、あと「CHIERI」ちゃんも格好良いスタイルが印象的でした。

Dyzee
レベルが非常に高く、パワームーブも世界で色々なシーンを見ているけどこんなにハイレベルなのは見たことがないですね。あとキャラクターやオリジナリティー、クリエイティビティーが優れていたと思います。全体を通して最も印象に残っているのは「Yasmin」ですね。とにかくファンキーだし、トリッキーな事も、パワームーブもできるし、キャラクターも強いし、音楽ともバッチリ合うし、驚きでした。このまま頑張れば世界トップクラスのB-GIRLと肩を並べるだろうね。しかし決勝戦は「AYU&AMI」がしっかりバトルをコントロールしていたという印象です。序盤で「AYU&AMI」のルーティンに対して「Yasmin」がソロで返すシーンがあったんですが、そこが返しきれていない印象で惜しかったですね。最後の「SPARKY JEWEL」のルーティンは大きかったんだけど、それに対しても「AYU&AMI」がしっかり返してバトルを終えた事で、総合的に見て「AYU&AMI」の勝利だったと思うね。印象的だったのはもちろん「Yasmin」そして「AMI」、香港の2人、そして凄まじいパワームーブを見せたRABBIKYの「NAO」ですね。

龍二
予選は、上位のチームと下位のチームとのレベルに差がありましたね。トーナメントでは決勝に進出した2チームは別格でしたね。どっちが世界に行ってもしっかり活躍するだろうと思いました。決勝はほぼイーブンで、手を挙げる間際まで悩みました。「SPARKY JEWEL」は、個人でも魅せることが出来てルーティンの爆発力もあるという感じでしたが、「AYU&AMI」は一日を通して総合力の高さを見せていて、ソロもルーティンも高水準なクオリティーをキープしていて、最後までペースを崩さなかった「AYU&AMI」が勝ったと思います。印象的だったのはとにかく決勝でしたが、それ以外では、RABBIKYの「NAO」の男顔負けのパワームーブや、「ななな」の足首を使った誰も出来ないムーブは印象的でしたね。