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2016年4月29日(金)@藤井寺市民総合会館パープルホール大ホール

banzai
予選を勝ち抜いた30チームが参戦!
高熱量なパフォーマンスの連続となった
“高校ストリートダンス選手権2016決勝大会”
優勝は大阪府立箕面高等学校
“La fraise”

 

2013年からスタートし、年に1回単独開催を3大会続けてきた「高校ストリートダンス選手権」だが、4シーズン目となる今年は予選大会を3度開催し、勝ち抜いた30組が決勝進出するという風に枠組みをグレードアップ!その決勝大会が4月29日に藤井寺パープルホールにて開催された!MC はMC TATSUYAが担当し、大会をがっちりサポート。
全チームがそれぞれの予選大会を勝ち抜いた選ばれしチームであり、関西の強豪校はもちろん、愛知や福岡の強豪チームも参戦し、内容は非常にハイレベル!予選大会から一貫してだが、この大会の出場順は当日受付時に出場者によるくじ引きによって決定される。今回特徴的だったのはAブロック前半にLOCKINGチームが固まったこと。実に7番目までのチーム中、6チームがLOCKINGチームとなった。(これだけ同ジャンルが固まってしまった事に対して、とあるLOCKチームのメンバーに聞くと「固まった事により逆にそれぞれのチームの個性や違いが分かりやすいから良かった」といった趣旨の事を話していたのが印象的)
30組どのチームを見てもこれ以上ない準備をしっかりしてきたという事が分かる完璧に揃った一体感のある作品ばかりで高校ストリートダンス選手権史上、最もハイレベルな大会となったことは間違いない。ただ、大人数チームが多く、その作品構築方法が似ているチームが多かった事もあり、飛び抜けた印象を与えるチームは無かったが、そんな中でも他のチームとの違いをしっかり体現できていたチームが高評価を獲得する事となった。
また、今回初の試みとして、Bブロック終わりの審査時間を利用して、ステージ上で出場者有志による大ソロセッションを開催。MC KNITによる進行で30人を超えるダンサーがステージ上に集結し、代わる代わる高熱量なソロを披露。DJ SENOBYによる絶妙な選曲によるセッションは約30分に渡り会場をROCKした。
そんな中、見事優勝の栄冠を手にしたのは大阪府立箕面高等学校のチーム「La fraise」。前半はポップ、後半はロックという、箕面高校得意の流れで作品を展開。メンバー全員の気持ちが一つになっている事が伝わってくる一体感と、優れた個々のスキルが渾然一体となったパフォーマンスで魅せきり見事優勝を果たした。2位には同志社香里高等学校の「SCALP」が入賞。WAACKをメインとしたダンスは非常にキレがあり、音楽や衣装とダンスがマッチした情熱的なダンスで準優勝を獲得。3位には大阪府立久米田高等学校のチーム「KMDC」が入賞。キレとエナジーが印象的なこのチームは、序盤からいきなり高熱量なユニゾンで攻めると、フォーメーションの変化や、ほふく前進を取り入れた見せ場等、分かりやすい見せ場を要所に配置し審査員から高評価を獲得し3位に入賞となった。特別賞には、ラジオ体操をフィーチャーした独創的ダンスを見せた四條畷学園高等学校の「METEOR」、非常に完成度の高い作品で勝負した大阪府立堺西高等学校の「STORM CREW」、独自の世界観が印象的な大阪府立泉北高等学校「*fenicottero*」の3チームが入賞した。
まさに青春!と言える若いエナジーに満ち満ちた空間となった「高校ストリートダンス選手権2016決勝大会」。次回大会も予選大会からの開催となる予定なので、今大会同様に…いや、更に熱い大会となる事に期待したい。

 

1

▼JUDGE’S COMMENT
NORI
私は1位でした。フリースタイルで出てきたにも関わらず、ポップとロックだったのでびっくりしましたが、1人1人のバランスがよく、チームの中でメンバーそれぞれの得意な部分が活かされるシーンを作っていて、チーム力を感じました。

Hi-SAE
エナジーやパッションのレベルが一番高かったと思います。ジャンル的にはポップとロックでしたが、こういったダンスに気持ちをぶつけると動きがブレやすいものなんですが、しっかりコントロールできるギリギリラインでダンスを爆発させていたので、審査員席までしっかりダンスが届いたんだと思います。


2
▼JUDGE’S COMMENT
KaKu
流石だなと感じました。揃える部分は圧倒的なものがあったと思います。更にプラスαとなる要素を自分達で見つけていけたら、そしてそれを表現できれば、更に上の結果も付いてくると思います。

KAZUKIYO
スキがない印象でした。個々のダンスのレベルも高かったですし、28人と大人数なのにしっかり揃ってて凄いなと思いました。ただ、作品的に何かしらの工夫があるだけで格段に良くなるような気がしました。


3
▼JUDGE’S COMMENT
KAZUKIYO
僕の中では一番でした。30人しっかり揃ってたし作品的にも一番印象に残ってます。良かったです!

LoCo YoKo
曲、衣装、振り付けと全てがマッチしていて良かったです。

 

SP1
▼JUDGE’S COMMENT
LoCo YoKo
ラジオ体操との融合でしたが、それが掴みだけではなく終わりまでいい感じにミックスした作品となっていて感心しました。


SP2
▼JUDGE’S COMMENT
Hi-SAE
自分は2位の点数を付けました。作品が雰囲気の部分まで揃っていましたね。「決め」の多い作品だったんですが、みんな楽しそうに踊っていて高評価でした。

SP3
▼JUDGE’S COMMENT
KaKu
自分的には3位までに入ってもおかしくないと思うチームでした。衣装やメイク、手袋、踊っている人以外の動き等、作品のディテールが徹底していて完成度の高さにつながっていたと思います。


▼JUDGE’S COMMENT

JUDGE

KaKu
凄くレベルが高かったです。自分としてはヒップホップのチームが印象的でした。揃っている中にも抜きの部分や人間臭さがあったりと、個人的には高得点をつけたチームが多かったです。これからも勝つ為に自分達のやる事を変えていくのではなく、自分達のやりたい事を貫いて勝負していって欲しいですね。入賞以外では「N9SD CREW」ですね。自分はかなり高評価でした。メンバー個々にバトルとかも出て行ってそうな感じがしましたね。余裕感、仕草等が自然に出来ていてレベルが高かったと思います。あと「Divine」も個々がしっかり自信を持って踊れていて、仕草なども自然で良かったですね。

LoCo YoKo
今回初めて高校生ダンス選手権のジャッジをさせていただきましたが、元気!元気!というのが第一印象で、チアのような印象もありました。終わり方が良くないチームも多く、そこが良ければなという印象も強かったです。とにかくエネルギー放出が素晴らしかったと思います。入賞チーム以外では「WDC」はとても印象に残りました。一人一人がダンスを楽しんでる感じが好きでした。衣装が踊りに合っていなかったので、衣装を変えるだけでもっと良い雰囲気になると思います。自分のダンスを初めた時を思い出させてくれる舞でした。もう一チーム「Queen☆Bee」が素敵でした。一番雰囲気が統一出来ており、個々の踊りが上手でした。

NORI
人数が多いチームが多くシンクロ、カノン、構成、パッション、スキル、チーム力、そして個性とにかく色んな部分を見て審査ました。全体の傾向としては複雑な構成の中にしっかりと踊りを見せきってくるチーム、1人1人のダンスのスキルのレベルをしっかりと高めてきているチームが上位に残ったのだと思います。人数が多い所は特に勢いはあるが構成でしっかりと見せていかないと余計に粗が目立つ所など、人数に対してどのようなものを作って行くのか世界感を出し切れるのかがこれからの更なる課題になると思います。入賞以外で印象的だったのは「魅蘭女」です。前半の構成、雰囲気は良かったです、後半からがもう少し勢いが欲しかったです。「CAPRICE」もロックのガチ揃えでパッションがあり、私は好きでした。

Hi-SAE
高校生たちのエナジーの凝縮具合が凄くて、ここに懸けてきた気持ちの強さが伝わってきました。自分的にはまず、気持ちの強さがしっかりと揃っているという部分は最低ラインで、そこにプラスして揃っているかどうか、そこにダンス的要素が体現できているかどうか、ダンス的気持ちよさを感じながら踊れているかどうか、を見ました。それらができていたチームは自分は高得点でしたね。入賞以外で印象的だったのは「STYLE KINGS」ですね。自分はかなりの高得点を付けました。ソロなどを踊ってる人以外の動きで甘い部分があったのが残念でしたね。「らりま」はハウスが本当に好きなメンバーなんだなって感じました。一つ更なる武器があれば一気に伸びると思います。

KAZUKIYO
40人近くのチームもいれば5人のチームもいたり、完璧に揃えてくるチームもいれば雰囲気や個の色を大切にしてるチームもいたり、そこを比べて順位をつけないといけない事が本当に難しかったです。ベクトルは違えどみんな気持ちが真っ直ぐで見ている方もとても清々しい気持ちになりました。ありがとうございました。入賞以外では「BUST@PIECE」「ZEN」はダンス的な部分でいいなと思いました。あと「らりま」のナチュラル感は素敵だなと思いました。