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2016年4月17日(日)@darwin

banzai

45組がエントリーした
“JAPAN DANCE DELIGHT VOL.23 仙台大会”
決勝進出を果たしたのは
W-CLAPS
ゴーとちびゆり
“D”velopments
の3チーム

 

今夏開催される世界最大級のストリートダンスコンテスト「JAPAN DANCE DELIGHT VOL.23」の全6地区の予選シリーズがスタート。その口火を切る大会、仙台大会が開催された。地元東北勢を始め、北海道や関東、関西からも総勢45組がエントリー。過去にJDDファイナル進出歴のあるチームは5チーム出場。実力派チームも多く、中には複数のシティーシリーズへの挑戦を経て再チャレンジしているチームもあり、それぞれに高いモチベーションが感じられるハイレベルかつ高熱量な大会となった。例年通り熱い声援が飛び交い出場するダンサーにとっては好環境の中スタートしたコンテスト。印象的だったのは実力派ロックチームが数多くエントリーしていた事。Aブロック中盤に登場した「LOCKaJIVESET」は気迫を感じさせるダイナミックなロックを披露。Aブロック後半に登場の「Fling on Fire」はエンターテイメント性の高さと構成力で観客を沸かせた。北海道をレペゼンする「カンタービレ」は非常にジャジーでセッション性の高いおしゃれなロックを披露。Bブロック後半に登場の「JAPANESE ROCKERS♪+SAITAMA CITY LOCKERS」は、個々のキャラとパワー、意表をつくアクロバットなどでパワフルな作品を展開。「Ol’Loco」は、個々の技量の高さを活かしたダンス力重視の作品を披露。しかしそんな中、飛び抜けた作品を見せたのが山形をレペゼンするロックチーム「W-CLAPS」。個々のスキルの高さ、2人の息の合い方、セッション力、エンターテイメント力、ライブ力等々、LOCKINGというダンスが持つ様々な要素を引き出して体現する「理想的」とも言えるダンスを披露し、決勝進出を決めた。そんな「W-CLAPS」と対象的なスタイルを見せたのが「ゴーとちびゆり」だ。ロマンティックなR&Bという斬新な選曲ながら、1つ1つのダンスのパーツ自体はしっかり高純度なLOCKINGという独自のスタイルを色濃く表現し、こちらも決勝進出。また、今大会には多くのHIP HOPチームが参戦。厚みと重みを感じさせるヒップホップを見せた山形をレペゼンする「お〜でぃんず」や、高熱量なヴァイブスの強さが印象的な「トーホクハラマキレディース」、実の父と娘からなる「D&F」も切れ味鋭いパワフルな作品を披露。ドープ且つトリッキーなギミックも要所に入れた作品を見せた「TARO+KIN3」、ブレイキングのコアなニュアンスをヒップホップとミックスしたマニアックなスタイルの「Riff Chase」も好パフォーマンスを見せた。そんな中、強烈な印象を残したのがBブロック終盤に登場した岩手の6人組ヒップホップチーム「“D”velopments」。凄まじい勢いとヴァイブスで理屈抜きに超迫力のダンスを見せ、見事決勝進出を決めた。LOCKING、HIP HOP以外のチームでは、独自の世界観とハイレベルな個人技を活かしたギミックが印象的なポップチーム「YAMATO+RIXY」、「YAMATO+RIXY」とは対照的にナチュラルなフィーリングやソロが印象的なポップチーム「RALLY PRANK」、高出力なパッションと息の合ったチーム力を見せたフリースタイルチーム「クレアラシル」といったチームも高評価を獲得した。
他地区から強豪が挑戦する中、決勝進出枠3枠中、2枠を東北勢が占め、東北の底力を感じさせたJDD VOL.23仙台大会。1地区目からホットな盛り上がりを見せただけに、今後の地区予選にも期待したい。

3

SATOCI
かなり良かったですね。スキルもダンス感も、会場全体に行き渡るエナジーもだし、全てにおいて高いレベルだったと思います。

TAKESABURO
出だし3カウントくらいで客を掴むだけの技術もキャラも備わっていて、チームとしての成り立ち方がぶっちぎっていたと思います。

すずきゆうすけ
断トツでした。このチームを初見だったとしても文句無しに高評価していたでしょうね。信頼関係というかお互い理解しあっているから出来るパーフェクトなショーだったと思います。

KEN
究極の説得力があったと思います。ダンス知っている人もそうでない人も、誰であっても「素晴らしい!」「楽しい!」って感じるであろうダンスだったと思います。

 

1

SATOCI
新たなアプローチの仕方でロックを表現していました。個々のダンサーとしてのレベルもスキルも高いから実現が可能な作品だったんじゃないでしょうか。

TAKESABURO
以前観た作品もかなり斬新だったんですが、今回のはまた全然違ったテイストで攻めていて、彼らのチャレンジ精神が素晴らしいですね。

すずきゆうすけ
相変わらずチャレンジした選曲と、斬新な踊りのアプローチが2人らしくて良かったですね。グッと来ました。

KEN
世界観が一番好きでした。グッと来ました。型にはまらなさが印象的でした。自分達も2人組なのですが、こういう見せ方、伝え方もあるのかと勉強になりました。

 

2

SATOCI
出だしから引き込まれるパワーと、空気感で、アッという間に終わった感じでした。

TAKESABURO
まだまだですね(笑)。もっと色んなビート感を出せるようになっていけば良くなると思いますね。あとヒップホップ以外にも色んな音楽を聴いてるかどうかってダンスに出ると思うので、もっと色んな音楽性をダンスから感じさせて欲しいなって思います。

すずきゆうすけ
普通のことが普通に格好いいチームだなと感じました。人数も多くて圧が凄かったです。一番ストレートに自分達の出来ることでシンプルに表現したチームだったと思います。他のチームは工夫が多かったんで。

KEN
地元東北でライバルでもあるチームで、心から格好いいと思うチームなんですが、勢いとパワー、インパクトは一番だったと思います。「これが俺達なんだ!」という迷いのないダンスでした。

 

JUDGE
SATOCI
色んなパターン、色んなアプローチのチームがあり、見ていて面白かったです。関西ではコンテストもバトルも多いので、勝てる作品の作り方のセオリーみたいなのが何となくあると思いますが、そういう作り方に捕らわれていない作品が多かったように思います。3分間ずっと継続して見る人の心を掴めたかどうかがポイントだったと思います。ファイナリスト以外で印象的だったのは「YAMATO+RIXY」「RALLY PRANK」ですね。「YAMATO+RIXY」は序盤の空気を持っていく感じ、後半の上がっていく感じが良かったですね。「RALLY PRANK」は、「YAMATO+RIXY」と真逆な感じで、ライブ感や選曲などが印象的でした。


TAKESABURO
ずば抜けたチームが少なかったですね。上位は接戦でした。そんな中「W-CLAPS」は唯一ずば抜けたチームでしたね。東北はオールドスクール勢が強いイメージがあるんですが、最近はヒップホップ等ニュースクール勢が増えてきてて、今回も多かったのが印象的で、シーンの変化を感じました。ただ、ヒップホップって「1+1=2じゃつまらない」っていうものだと思うんです。そういう意味で今大会は「1+1=2」のチームが殆どで、1+1がいきなり5までぶっ飛んでるようなチームは無かったですね。ファイナリスト以外では、「Riff Chase」「YAMATO+RIXY」は、ショーとして面白くてスタイルがあったと思います。


すずきゆうすけ
激戦でした。みんなの想いがビシビシ伝わってきました。ロックチームが多く出場していたわけですが、全体的にレベルが高かったです。パッケージとしてもまとまっているチームが多かったです。ソロの出し方が良いチームとそうじゃないチームで差がついたように思います。ファイナリスト以外では、「カンタービレ」は凄く高評価でした。普段のノリがそのまま反映されていて、ジャズ感、ライブ感が出ていて良かったです。「LOCKaJIVESET」はこのまま頑張って欲しいチームですね。選曲も面白かったし。ただ、ソロが少し短かったのは勿体無いように感じました。「D&F」はグッと来ました。「RALLY PRANK」は基礎力の高さが遊びに出ていて良かったです。「YAMATO+RIXY」は色々難しいことやってるけど、普段からそれをやってるからあんなに自然に出来るんだろうなと感じました。


KEN
凄くレベルが高かったですね。その中でも更に他のチームとは違う説得力のあるダンスが出来ているチームは少なくて、その中でも断トツだったのが「W-CLAPS」だったと思います。初めてJDDのジャッジをして、色んなチームの伝えたい思いを真正面から受け止めて、「いかにしてダンスを伝えればいいか」という事が凄く勉強になりました。ファイナリスト以外では、「お〜でぃんず」は、格好良かったです。他にはない世界観と格好良さを持っていて、正直通ってもおかしくないレベルだったと思います。「RALLY PRANK」は選曲と、その選曲に対するダンスがバッチリ熱くて格好良かったです。