2016年4月15日(金)@JANUS
159人がエントリーした “Hook up!! POPPING”
優勝はレペゼン韓国 “Ta-I”
OSNを間近に控えているという事で、さながらOSN前哨戦の様相となり、関西は勿論様々な地域から総勢159名が参戦。しかもこの大会の2日後にある国際バトル「POP CITY」に出場する韓国・中国・台湾等のアジア各国からの海外勢も数多くHook upに参戦しており、ミニOSNと言えるような状況となった。バトルは予選から白熱。各々の持つ個性や主張を音楽を通して表現し、それをシェアしながらバトルが進んでいく…、そんな良い雰囲気の中予選が進行。好ムーブも多数飛び出す中、海外勢も活躍し、勝ち上がった16名中3名が海外勢となった。トーナメントは比較的若手が多く、FRESHなカードが連発。しかしベスト8からはキャリアのある実力派が軒を連ね、ベスト8第二バトル「TECCHY」vs「Ricky」の沖縄出身対決や、第四バトルの「DAI」vs「PON」のベテラン対決など、見応えのあるバトルの連続となった。
そして迎えた準決勝第一バトル「MIKI」vs「Ricky」の対決。大きい身体を活かした質量感でハイクオリティーなアニメーションで攻める「Ricky」に対し、ハイレベルな技術と独特のフィーリングで音に着実に乗って行く「MIKI」。結果は2本目に素晴らしいイマジネーションを見せた「Ricky」が勝利。準決勝第二バトルは「Ta-I」vs「PON」のバトル。試合を重ねるにつれ調子を上げてきた2人。クリアなディテールとドープなフィーリングが冴えた「PON」だったが、非常に自由度の高い「Ta-I」が2本とも素晴らしいダンスを披露し勝利。
いよいよ決勝戦。「Ricky」vs「Ta-I」の対戦。気合満タン、様々なウエーブのバリエーション等を武器にアグレッシブに攻めた「Ricky」だったが、即興で繰り出す流れの分かりやすさと自由度の高さを体現した「Ta-I」が僅差で上回り、2-1で勝利した。
Taa Flexx
予選サークルの中には「Hook up‼︎」らしく若手が活躍できるサークルがあったりして見慣れない顔ぶれがとても新鮮でした。しかしキャリアを積んできたダンサーの踊りを見るとやはり実力の差がハッキリと感じられたのも印象的でした。トーナメントからは、音楽を聴いた時に瞬時に音楽に入り込んで乗っていけた人とそうでない人との差が勝敗を分けたように思います。決勝は「Ta-I」の音楽に対しての個性的で豊富なイマジネーションに魅了されました。「Ricky」の少しずつ自分の領域からはみ出していく感も良かったですね。印象的だったダンサーは」「BiBi」「Ta-I」「MIKI」ですね。
SEEN
予選では、サークルによって上手い人が集中していたりていて、1人に絞るのがもったいないサークルがあった事が厳しかったですね。印象は、殆どの人が同じ様なスタイルに見えた感じがしました。上海の「BiBi」と、SSの「SHOWGO」のバトルが決め難かったです。印象的だったダンサーは「PON」そして「マサヒロ」ですね。トーナメント決勝は「Ta-I」も「Ricky」も両方共良かったし、判定は難しかったけどエナジーの強さでタイかな…と、思い「Ta-I」に決めましたが、本当に決勝に相応しい甲乙付け難いいいバトルでした。
SATOCI
ズバ抜けた人はいなかったですね。自分のテクニックを一通りこなして戻っていく、といった感じでみんな少し抑え気味に踊っていて、ややエナジー不足に感じました。いざ本番で全てを解放して踊ってもしっかりしたテクニックが出てくる、その為の普段の練習だと思うんですが、今日はいつも通り練習でしてることをそのまましてるって感じの人が多かったんだと思います。決勝はバトルに対する気持ちの強さは互角でしたが、より自由度の高さを見せた「Ta-I」に上げました。印象的だったのは「Ta-I」の準決勝ですね。全部持って行った感じですね。
LoCo YoKo
色んな人がいるなと思いました。私は有名無名関係無く、心を掴まれた人を選びました。中には、ちょっと玄人さを知ってるぞって感じをアピールしてくる人もいましたが、もっと素直に踊って欲しいなって思います。決勝は私は「Ricky」君に上げました。「Ricky」君は2本目でしっかりカマしていて、2本目の「Ta-I」は逆に少しバテたのか何も返せずに終わってしまった印象もあったので「Ricky」でしたね。印象的だったのは「Ta-I」「Indahoo」ですね。ヒットの強さを継続して最後までいける人が海外の人に多いと思いますね。気合やハングリー精神が強いからかなと思います。あと「MIKI」ちゃんのヒットなどの重い質感が好きですね。