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2016年3月6日(日)@BIGCAT

Winner dance

71チームがエントリーした
大学生・専門学校生限定ダンスコンテスト
BIG BANG!! OSAKA
優勝は4人組ヒップホップチーム
“Def Posse”

▼入賞チームの動画はコチラから

MOVIE

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MCDJSHOW

 

「BIG BANG!! TOKYO」に続き開催された、大学生・専門学校生限定コンテスト「BIG BANG!! OSAKA」に、関西のダンサーを中心に71組が参戦。今大会に於いて最も印象的だったのは福岡や長崎や熊本といった九州勢の大挙参戦。ロックチームを中心に全12チームが出場した訳だが、どのチームからも関西の学生ダンサーにはない豊かなフィーリングが感じられ、「地域性」を色濃く感じさせられる大会となった。全体的な水準は高く、スタイル・方向性・手法は多種多様。しかし突き抜けたチームは少なく上位は接戦状態となった。

そんな中、優勝の栄冠を勝ち獲ったのは4人組ヒップホップチーム「Def Posse」。「和」や「武士」を思わせる世界観の中、考え抜かれた超タイトなダンスを展開。様々なトリックを詰め込んだアイデア満載の作品を高い集中力で踊りきり、見事優勝となった。2位には前回大会の優勝チームである2人組ハウスチーム「毛利と猪木」が入賞。ハイレベルなステップ力をシンプルに、そしてバリエーション豊かに表現。様々なニュアンスを作品全体を通して絶妙な展開力で体現し、高評価を獲得した。3位入賞は3人組ロックチーム「OSAKA FUNK ELEMENTS」。独自の解釈を感じさせるフリーキーなロッキンスタイルをセッション度の高いルーティンで表現。ソロでも強さを見せブランニューチームながら3位入賞を果たした。4位入賞は2人組フリースタイルチームの「LOTUS」。キレのあるアイソレーションを活かしたエッジの効いた前半と、ナチュラルなフィーリングが印象的な後半という2部構成で魅せた。5位入賞はフリースタイルジャズチーム「MAsON.」。まるで憑依したかのように作品の世界観に入りきったダンスを披露。随所に見せたハイレベルなスキルも印象的。

特別賞には3人組ロックチーム「piggy」と、2人組ポップチーム「Funky Scarecrow」の福岡勢が入賞。「piggy」は、ロッキングの中にパンキングの要素を混ぜ、高いグルーヴ表現力でパッション迸る作品を披露。「Funky Scarecrow」は、様々なポッピングのスタイルをバランス良く体現。中盤から後半にかけてエレクトロの名曲「Rock It」のダブミックスのような曲でタットやアニメーション系の表現へと展開させ独自の世界観を見せた。

 

JUDGE

-JUDGE COMMENTS-

NAOKI
予想以上にレベルが高くて驚きましたが、凄く上手いけど突き抜けていない、あと一押しで格段に良くなるはずなのにツメの甘さのある惜しいチームが多かったです。JAZZチームは少なかったですね。JAZZで勝負していくなら、JAZZやバレエテクニックの基礎力をもっと上げるのはもちろんで、ジャザーにしか出来ない柔軟性や軸の強さを活かしたジャンプやターンなどのスキルの面でも、もっと勝負出来るダンサーが増えてくると作品の幅や可能性がもっと増えてくると思うし、ストリートダンサーにはない勝負出来る魅力の一つでもあるので、本当にJAZZでコンテストの上位を狙うのならスキルの面は1つの鍵になってくるんじゃないかと思います。
2位の「毛利と猪木」は、シンプルだからこそダイレクトに伝わってくる良さを感じました。ほぼ優勝に近い点差でした。もう一つパワーや突き抜けた世界観があれば優勝に近づいたかと思います。4位「LOTUS」は、前半はアイソレーションとか使ってクリアに表現出来ていたと思います。ただ、後半に入った時にパワーダウンを感じたので、そこが勿体無かったですね。
入賞以外では「」は女性ならではの美しさを感じました。「Alvanity」はテーマ性のあるポップで新しさを感じました。

 

PE
見ていて引っかかる部分がなくアッという間に終わったチーム、短く感じたチームというのは結果的に高評価なチームでしたね。福岡など九州勢がたくさん出てましたが、踊りの質感がいいなという印象がありました。あと、ハウスチームが予想以上に多くて嬉しかったですね。ハウスで言うと、しっかり自分達の個性や良さを音楽に乗せて踊れているチームと、やりたい事は分かるけどそれを表現しきれていないチームに明確に分かれていたように思います。
優勝の「Def Posse」は、最初から心を掴まれて、最後まで魅せきってくれました。気持ちとダンスが一体となっていて、4人より多く思えるくらいパワーを感じました。2位の「毛利と猪木」は、成長を感じました。ハウスの格好良さをたくさん感じました。自由さや楽しさを前面に出して表現するタイプの子達だったので、今回の表現は意外でした、カッコ良かったです。3位「OSAKA FUNK ELEMENTS」は、自分的には1位でした。遊びの部分があり、普段からそういうのが好きなんだろうなと想像できるようなダンスでした。
入賞以外では「RATEL」はバランスの良さを感じました。「U-tek」は今まだこういったスタイルを好きでやってる人がいるのかと驚きました。「smooth operator」は不思議な世界観でしたね。「COPAIN」は女性らしさを感じさせるいいダンスでした。

 

YUKKO
ハウスチームにいいダンスをしているチームが多かったのが印象的でした。全体的には、メンバー間での実力差が見えるチームがチラホラあり勿体無かったですね。上位は接戦でしたが、よりダンスの全体的なバランスが取れていて作品を見ていて長く感じなかったチームにより高評価をつけました。ポップに関してはどのチームもパワーを感じました、様々なスタイルをバランス良く体現できていたチームは良いなと感じました。
4位の「LOTUS」最後まで心を掴まれました。表現の仕方がナチュラルだったのも良かったですね。5位の「MAsON.」は、前半は素晴らしかったですね。後半はちょっと失速感があったんですが、上手さが光っていました。特別賞「Funky Scarecrow」は、ブガルーのベーシックがしっかりしていました。ポップでグルーヴを意識するとパワーが無くなりがちなんですが、それもなく、パワーとグルーヴを両立出来ていて、あと、一人のソロが凄く良かったのも印象的ですね。
入賞以外では「己とお主」は阿吽の呼吸で、ダンス感を感じました。「play bro.」は丁寧な踊りでポテンシャルを感じました。「geragerap」は上手くて作品も良かったと思います。


DAI
非常にレベルが高くて驚きました。そんな中でもダンスに気持ちを込める事が出来て、その気持ちがダンスのテクニックと一体となって体現できていたチームは上位に来たと思います。ロックに関しては、ヒップホップの曲でロックを踊っている人達が多かったですね。それも良いんですが、ちょっとグルーヴが軽くなっているチームも見受けられましたね。
優勝「Def Posse」は、パッションがビンビンに伝わってきて、4人の一体感と乗ってる感覚等、全部良かったですね。終始見入ってました。3位「OSAKA FUNK ELEMENTS」勢いもありお洒落だし動きも新しいと思うし、彼らにしか出せない良さが出ていたと思います。3人のダンスがもっと自然に出せるようになればもっと良くなると思います。
入賞以外では、「WVE」「ZERO」「エトピリカ」が良かったですね。「WVE」はジャズベースだと思いますが、独特の世界観で良かったです。「ZERO」はカッコ良かったです。力強く男らしいパワフルなダンスが良かったです。「エトピリカ」は繊細で計算されていて完成度高かったです。

 


コンテスト慣れして無いチームから、若者らしいFRESHなダンスをするチーム、賢く作品を作っているチームまで、色んな種類のダンスが見れました。そんな中、やはりダンス力やスキルの差が点差に繋がったかなと思います。ヒップホップに関しては、どこかで見たことのある感じのチームが多かったですね。やはりインパクトを残すにはしっかりしたスキルやネタ自体の展開もしっかり考えたほうが良いんじゃないかと思いました。
優勝「Def Posse」は、1カウント目から他のチームと違うのが分かりました。前半〜中盤は凄く良かったのですが、後半やや展開が弱くなったのが勿体無かったです。5位の「MAsON.」もすぐ上手さに気付けました。展開がそこまである訳ではないのに最後まで人を惹きつける説得力なるダンスだったと思います。特別賞の「piggy」は凄く好きでした。ロックチームは多くて似たパターンのチームが多い中、彼女達からは他との違いを感じました。スキルも高く、斬新に感じました。
入賞以外では「geragerap」は上手かったですね。「smooth operator」は、ロックとヒップホップとハウスがミックスされた感じでしたが、凄く自然に見ることが出来て良かったですね。

 banzai