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初の女性HIP HOP CREWの単独ダンスライブを開催するSAHFT BLAZEと、SoundControl担当のKIREEKにインタビュー。

 

 

ーKIREEKへ質問です。まず最初にこのオファーがあった時にどう思われましたか?

YASA
ドキドキワクワクしました!まず「SHAFT BLAZE」はキリークの倍の数ですからケンカしたら負けるなと…(一同爆笑)。それと女性の方とコラボする事があまりないのでそういうのもフレッシュですし、ダンサーに楽曲を提供するのも初めてなので、楽しみでありつつドキドキっていうのが最初の感想です。
HI-C
僕も最初あまりイメージが出来なくてどんな感じになるのかな?って思ってました。あんまり言うとアレでしけど「ポン出しDJ」みたいにただ居るだけを求められてるのかなって思ったんですね。コラボする時にターンテーブリストが本気でコラボしない事もあるんですよ。ただ手を振ってるだけとか(笑)。「別にお前いなくていいだろ」みたいなね。
YASA
俺らはポン出しDJじゃないんでね!なので今回のようにガッツリ絡むって事を求められたのは嬉しいですね。

ーKIREEKとして目指すところは?
HI-C
DJという枠を超えてアーティストとしての地位を作り上げる事ですね。例えば自分たちのオリジナル音源だけで2時間とかのライブをして会場を自分らのファンだけで埋める。DJではなくターンテーブリストとしてワンマン公演をしていこうと考えています。

ー「SHAFT BLAZE」にはどんな印象を持っていますか?
HI-C
地元の先輩にダンサーも多くて「DANCE DELIGHT MAGAZINE」も10年以上読んでるんですよ。なので知り合いのダンスチームも男の人ばかりなので、JDD FINALにHIP HOPで女性だけのチームで出るってスゲーってまず思いました。ダンス自体も、力強さもあるし、でも男の人とは違うパワーだけじゃない部分も持ってるのがいいですよね。

ーSHAFT BLAZEへの質問です。今回「KIREEK」にオファーしようと思ったキッカケを教えて下さい。
AYUMI
2008年に行われたJAPAN DANCE DELIGHT VOL.15 FINALの時にDJされてたんですね。その「KIREEK」さんのプレイを生で初めてみてDJさんの魅力を感じる事が出来て、凄いって感動したんですね。それで今回の「SBDL」のミーティングの中で、「TANABON」さんに「KIREEK」さんに出て頂くって案を聞いた時に「あの時の人だ!絶対一緒にやりたい!!」って思って即答で「是非お願いしたいです!」って答えました。
HI-C
懐かしい~!そう言ってもらえてスゲー嬉しいです。なんか喉乾いてきた!
YASA
好きなだけ水飲めばいいよ(笑)!
AYUMI
その時の2人の立っている姿を今でも鮮明に覚えています。それぐらい印象に残ったんですよ。

ー最近の「KIREEK」の映像も見たと思いますが、どうでした?
YUKI
映像を見てビックリしたんですけど「KIREEK」さんってプレイしながらダンスしてるなって感じたんですよ!構成も組んでて本当にビックリしました。その映像を見て一緒にやれば絶対面白いものができるって思いました。
HI-C
ダンスって言ってもらえるの嬉しいですね。恥ずかしいですけど(笑)。ボディトリックってやっぱりオーディエンスはわかりやすく沸くんですよね。
YASA
6人でやればさらに盛り上がりそう。俺ら2人も頑張るんで、ちょっとだけルーティーン踊りましょうよ!こんな感じで….。
HI-C
何その猫みたいな動き(笑)!!
YASA
これから練習するから(笑)!でも足を上げたり、ターンしたり、結構ダンスに近い要素はあるのでできる事はあると思います。
YUKI
ターンテーブリストとダンサーが同じ動きをしているショーとか私は見た事がないので、新しいショーが絶対できると思うし、本当に楽しみです。
HI-C
そう!誰かがやる前にやろう。で、今後そういうショーが増えればいいと思う。でも「あ~俺らがやったやつね」って言うけどね(笑)!

ーそういえばDMCで昔ターンテーブルの上でハンドグライドした人いましたよね?
HI-C
DJ David!!世界チャンピオンです!あの人もうそれだけで優勝したようなもんですからね!
YASA
ずっとまわってましたよ。
HI-C
何が凄いってtechnicsのターンテーブルが凄いですよね(笑)!
DJの世界でもボディトリックが流行ったり、テクニック自体に注目されたりと時代は繰り返してるんですが、今またボディトリックが結構来てて、先週もYASAとエキシビジョンバトルをやったんですが、めちゃくちゃ盛り上がりました。

ーダンサーとDJがコラボする可能性をどう感じていますか?
HI-C
新しい挑戦ではあるのですが、HIP HOPの原点に戻るって事でもあると思うんです。DJがブレイク部分を繋げて踊り出したダンサーがブレイクダンサーで原点だし、それの現在進行形を見せたいなって思いますね。ダンスリーグの発表も見たんですが、あれもMC、DJ、VJ、DANCERが同じチームじゃないですか。時代は確実にその方向に向かってると思うんですよ。離れてたものがまた1つになる。原点ではあるけど、それぞれが進化した今だからこそ出来る新しい形になると思います。
YASA
今まではDANCERとDJの間に敷居があったと思うんですが、これからはDANCERとDJとで1つのチームを作っていく時代だと思います。今の若い子達は柔軟な発想だし、格好良い物は素直に受け入れれる人が多いと思います。なので昔より先入観がないのでDJとDANCERはもっと近づけると思います。
HI-C
僕らもワールドチャンピオンになったぐらいの時とか尖ってたというか、天狗になってた時期があったんですよね。俺等は俺等でラッパーもダンサーも関係ないみたいなね。でもいまは一周したというか、落ち着いてきて、色々なものを尊敬できる状態で、受け入れ体制が出来ている時だったので、この話はタイミングがバッチリでした。
AYUMI
技術は確かにどのカルチャーも進化していると思います。その進化した部分をしっかり活かしつつ、気持ちは初心を大事にして新しい形を作っていきたいです。とにかく楽しみでならないですね。
AKANE
映像を見た時に「KIREEK」のお2人が目線を合わせてプレイしているのを見てダンスに通じる部分があるなって思ったんですね。なので融合した形を作りたいですし、6人で1つのチームだって空気をしっかり作りたいですね。

ーでは最後に、どんなLIVEにしたいですか?
HI-C
昔始まったHIP HOPの2015年バージョンをお見せしたいです。ダンスリーグも来年始まると思うんで、それに先駆けてDJとDANCERでやればこんな事ができるんだってのを見せたいです。若いDANCERやDJが「俺らもあんなのやりたい」って思ってくれて、若いDANCERとDJが組もうぜってなるように良い影響を与えるLIVEにしたいですね。
AYUMI
色々な人が「発見」できるLIVEをしたいです。それと周りの期待を良い意味で気にせず、自分達のやりたい事をするって事も大時にしたいです。「SHAFT BLAZE」にとっても「KIREEK」さんにとっても何かが変わるキッカケになるような現場にしたいですね。
HI-C
作られたステージって事じゃなく、この日までにこの6人で積み重ねたものを自然に出せるようなそんなステージを一緒に作りたいですね。笑顔もそうだし、楽しいって気持ちもそうだけど、感動を与えたいです。HIP HOPを再提示したいですね。